在学中の高校生にも高卒認定試験(高認)の受験資格はある?

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現時点で高校に通っている高校生が「高卒認定試験」を取得して大学受験を目指せるのかどうかが注目されています。

在学中の高校生にも高認の受験資格があるのでしょうか。
また、高校在学中に飛び級をして大学への飛び入学ができるのでしょうか。

このようなことを中心にまとめました。

在学中の高校生にも高認試験の受験資格はある?

まずは、文部科学省が提示している高等学校卒業程度認定試験の受験資格では、受験しようとする試験の日がある年度末(平成30年度の高認試験については、平成31年3月31日)までに、満16歳以上になる人という括りがあります。
つまり、この年齢を満たしていれば高認受験が可能です。

現在、高校に在学している方に関してはどうか?というと「全日制高等学校等」に在籍中の高校生も受験可能とされています。
これは、平成17年度から導入された条件です。

ただし、「高認合格したから自主退学する」というような考えを持つことは避けるべきです。
高認合格は「高等学校卒業程度の学力が認められた」ことに過ぎず、高等学校卒業資格とはみなされないからです。

それでは「なぜ在学中に高認受験をしたいのか」を考えていきましょう。
特に、大学進学をせずに社会へ出る進路を検討している方は、注意が必要です。

今後の進路において、高卒以上学歴が求められる場面に遭遇することがあります。
在学中の高校での単位取得の状況や、卒業の見込みを検討しながら高認受験を併用していくことをおすすめします。

どの科目を受験すればいい?

高校在学中に高認試験を受験する場合ですが、在籍学年に応じて「既に修得している単位」が存在することがあります。
まずは、在籍する高等学校から「単位修得証明書」を取り寄せましょう。

これによって高認試験において科目免除を受けられる可能性が生まれます。

高認試験で科目免除を受けられるかどうかを知るためには、文科省のサイトで「高等学校で修得した単位による免除要件」が提示されています。
学校から取り寄せた単位修得証明書の修得単位数と照らし合わせることで、高認で受験すべき科目が決定します。

単位不足で卒業が危ぶまれるため、高認受験を検討したいという方は注意しましょう。
高認は「国語・数学・理科・社会・英語」5教科の中で、指定された各科目の単位を修得していれば科目免除となります。

就学期間中に規定の単位を満たした場合は、高認受験の必要はないと捉えることができます。
それでも高認取得を検討する場合は、全ての教科で単位が取れている場合でも1科目以上受験し、合格しなければいけません。

高等学校で履修しなければいけない単位の不足が、先述の5教科以外の場合には、高認合格よりも卒業を目指すことを検討した方が、将来的な強みにつながる場合もあります。
この点に関しては、進路を踏まえ熟考することをおすすめします。

飛び級することができる?

大学入学資格は、高認合格もしくは高等学校卒業資格を得た満18歳以上に与えられます。
その年度に18歳未満の方は、大学受験はできません。

18歳に満たない方が高認試験に合格した場合は、満18歳の誕生日をもって高認合格の資格が発生します。
一般入試では飛び級(飛び入学)はできないと捉えましょう。

ただし、教育上の例外措置として、満17歳に達した方に対し、大学の定める分野で「特に優れた資質を有すると大学側が認めた」場合にのみ、大学入学資格が得られる場合があります。

これは、どんな大学でも提示しているものではなく、一部の大学にのみ適用されます。
音楽や体育のなどの分野は、飛び入学の実施学部が示されています。

もちろん「高認合格」だけでは飛び級の出願資格を満たせません。
早期に「飛び入学」に関する募集要項を入手して受験準備をしていきましょう。

高等学校在学中に「高認受験」を検討する背景は、さまざまなものになるでしょう。

高認を受験する場合には「高等学校卒業程度の学力が認められる資格」と「高等学校卒業資格」の意味とその効力の違いを十分に理解し、今後の進路に役立てていきましょう。



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