トップ> 高卒認定試験で広がる可能性

大学・短大、専門学校への進学

高認取得を目指す人は「今の社会が求める人物像」

高卒認定を取得すれば、大学、短大、専門学校へ学びの場をさらに先に進めることができます。進学でしか資格を取得できない、看護師や美容師、作業療法士といった職業への道を見据えて、高認を志す人も増えています。

大学・短大への進学率(過年度卒業者を含む)は2015年で56.5%(文部科学省・学校基本調査より)。多くの人が進学という選択をしていることがわかります。その多くが「なんとなく」世の中の流れで進学を選んでいることは、皆さんも肌で感じているかもしれません。卒業したあとのビジョンを持っている大学生は一握り。しかし、そのビジョンの有無について確認されてしまうのが就職活動です。

高認取得を目指す人は、「何らかの目的=ビジョン」があって試験に望む傾向が強くあります。全日制高校に3年間通学すれば自動的に手に入れることができる高卒資格を、高認では、自分から勉強することを思い立ち、対策をして試験に合格しなければ取得できません。これは「高認を取ったら…」というビジョンが気持ちを支えるから可能になることです。「目的意識を持ち、そのために努力する人」というのは、今の社会が求める人物像にぴったりです。

進学が必要な職業とは?

大学や短大、専門学校に進学しなければ、就けない職業というものがあります。進学先が養成施設としての機能を持っていて、そこを卒業することで国家試験の受験資格を得られる、といった過程をとっているものです。

高認試験を受験する人の中でも人気のある、進学の必要な職業について見てみましょう。

  • 看護師:学校養成施設(大学・専門学校)に進学、卒業することで国家試験の受験資格が得られる。
  • 美容師:厚生労働省指定の美容学校(昼間部2年、夜間部2年、通信科3年のいずれか)を修了することで国家試験の受験資格を得られる。
  • 作業療法士:学校養成施設(大学・専門学校)に進学。卒業することで国家試験の受験資格が得られる。

★その他にも歯科技工士や理学療法士など、主に医療や福祉の現場で活躍する職業に進学が求められることが多いです。

進学先は人脈の宝庫

上記のような職業に就くことが目的の進学でなくても、進学には大きなメリットがあります。「より高い学歴」ということもそうでしょうが、大学や短大・専門学校は、様々な人間が集まる場所なので、将来に役立つ人脈を作るという意味でも重要です。卒業後に学生時代の友人や恩師といった人脈が役立つシーンは多くあります。

また、進学先で出会った優れた友人から刺激を受けて価値観がガラリと変わったり、友人と協力や切磋琢磨してより頑張れるなど、在学中に友人から受ける良い影響も多くあります。

高認試験の対策をしながら大学受験に備えるのがベスト

大学進学をすでに考えている高認受験生は、高認を終えてからではなく高認試験の対策をしながら、大学受験に備えるのがベストです。高認取得にも、大学入学にも、どれだけ時間がかかってもかまわない、という境遇の人は少ないかと思います。8月と11月に行われる高卒認定試験ですが、8月に高認取得をして、今度はそこから翌年初頭に実施される大学受験の勉強をスタートというのは、心理的にもスケジュール的にもなかなか厳しいものがあります。大学進学を見据えて高卒認定試験を受けようと考えている人は、高認対策講座のある予備校などの教育機関を利用すると、同時に大学受験に対してもカリキュラムを組んでもらえるので効率的です。

高認を取得すれば推薦で大学に入ることも

高認を取得すれば推薦入試で大学に入学することも可能になります。これは「自己推薦入試」や「AO入試」といわれる方法です。一般的な大学入試は入学試験の点数で合否が決まるわけですが、自己推薦入試やAO入試では面接や小論文に重きがおかれます。面接や小論文を通して、テストの点では測れないその人の可能性を見るわけです。少子化に伴い、より優秀な学生を集めるために、これらの推薦入試を実施する大学はとても増えています。