高認に合格しても就職は不利なまま?

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高認(高等学校卒業程度認定試験)について、誤解している人がいます。
「高認に合格したら高卒者になる」という理解は正しくありません。
高認合格は、文部科学省が「高校を卒業した者と同等以上の学力があること」を認定する制度です。
「高卒者」と「高校を卒業した者と同等以上の学力があることの認定」は似ていますが、違うものなのです。

「では、高認に合格しても就職は不利なままなのか」という理解も正しくはありません。
高認合格は就職のときもしっかり評価されるでしょう。有利に働くことのほうが多い、と理解して間違いありません。

高認は高卒ではないが就職で有利に働くこともある

高認合格と高卒の共通点は、いずれも大学受験の資格があることです。
高認合格と高卒の違いは、高校を卒業したか否かです。
就職活動で求人を出している企業に履歴書を送る際、高卒者はその履歴書の学歴欄に「〇年3月 〇〇高等学校卒業」と書きます。
一方、高認合格者は履歴書の学歴欄に「〇年〇月 高等学校卒業程度認定試験合格」と書きます。「正式な学歴」としては中卒となります。

ただ、高認に合格するために多大な努力が必要なことは、企業の採用担当者も知っています。そのため、高認合格者から履歴書が届けば、採用担当者の好感度はいいでしょう。

しかし企業の中には、求人票の応募条件に「高卒以上」と書かれているものもあります。高認合格者はこの企業に応募できないのでしょうか?

「高卒かどうか」は企業が決める

多くの企業が求人票に「高卒以上」と書きますが、高認合格者がその求人に挑戦する価値は十分あります。
それは、求人票に「高卒以上」と書いてあっても、時と場合によって高認合格者を採用することがあるからです。採用する人材の学歴は、企業が自由に決めることができます。そのため「優秀な人なら高認合格者でも採用したい」と考えるかもしれないのです。

ただ、高認合格者が「高卒以上」と書いてある求人票の企業に応募するときは、履歴書を送る前にその会社に電話したほうがいいでしょう。
電話をする際には、次のような手順でお話をしてみてください。

1:会社に電話をして「御社(おんしゃ)の採用選考に応募したいのですが、募集要項のことでお話をうかがいたいので、人事部のご担当者様をお願いします」と言う

2:人事部の担当者が電話口に出たら「御社の求人票の応募条件に『高卒以上』とあるのですが、私は高校は卒業していないのですが、高等学校卒業程度認定試験には合格しています。履歴書をみていただけますでしょうか」と言う

恐らく、このように依頼すれば、採用担当者は「書類審査をしますので送ってください」と言うはずです。

まとめ

企業には心無い担当者もいて、もしかしたら「高認合格者は中卒だから応募しないで」と断ってくるかもしれません。
しかし、他に受け入れてくれる企業はたくさんあります。気にせず、積極的に応募していきましょう。

高認に合格するためどれほどの努力が必要か、知っている人はいます。その努力を認めてくれる企業は必ずありますので、あきらめずに探してみてください。
ビジネスパーソン(働く人)の価値は、最終的には働きで決まります。学歴が「ものを言う」のは採用のときだけです。高認に合格した自分の努力を信じて、自身を持って就活してください。

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