【高卒認定試験】合格するのに必要な点数は?合格率も併せて解説

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高校卒業や高校進学をあきらめた人の中には、高卒認定試験(通称:高認)の受験を検討している人もいるかもしれません。しかし、「高卒認定試験の合格は難しいのかも」と及び腰になってしまい、なかなか具体的な行動に移せない人も多いのではないでしょうか。そこで、今回は高卒認定試験に合格するのに必要な点数の目安や、例年の高卒認定試験の合格率を解説します。

この記事を読めば、高卒認定試験のハードルが決して高いものではないことがわかるでしょう。合格にもいくつかの方法があり、合格するための効率的な方法もわかるため、高卒認定試験の受験を検討している人は参考にしてください。

高卒認定試験の合格率は4割以上

高卒認定試験の合格者数は、令和2年度の第1回・第2回、令和3年度の第1回・第2回の4回で、44~47.5%の中で推移しています。令和2年度・3年度を含め、年度単位で平成27年からの7年間を見ると合格率はすべて40%以上です。

高卒認定試験に合格定員はないため、合格要因を満たしていれば、「高校卒業程度の学力」があることが認められます。高校で単位を取得したり、英検などの技能資格試験などに合格したりして免除が認められた科目以外の科目(1~10科目)すべてで合格すれば、大学入学資格取得者を手に入れられるのです。

しかし、高卒認定試験には「一部科目合格」という制度もあります。一度合格した科目に関しては、再度受ける必要がありません。一部科目合格率(少なくとも1つの試験で合格している割合)は、令和2年と令和3年の2年間では90%を超えています。

何度か試験を受けることを覚悟しておけば、高卒認定試験に合格するのはさほど難しくないといえるのではないでしょうか。

合格する点数は40~50点ほど

高卒認定試験は、中学から高校基礎レベルで出題されます。各科目は、100点満点のマークシート形式です。実際の合格点もしくは合格ラインなどについて、高卒認定試験を管轄する文部科学省から正式に発表されているわけではありません。

しかし、これまでの実績から40点以上取れればほぼ合格と考えられています。確実に合格を狙う場合は、50点以上を目指すのがよいでしょう。

高卒認定試験は合格させるための試験

これまで見てきたように高卒認定試験は、高校・大学の入学試験のように、人をふるいにかけるための試験ではありません。より多くの人に、進学や就職のチャンスを与えるための試験のため、合格させることが主眼におかれています。いわば、合格させるための試験ともいえるでしょう。

高卒認定試験は、センター試験よりも基礎的な内容となっているのに加えて、例年の出題形式や試験内容、出題レベルなどはほぼ変わらないのが特徴です。科目数が多いので、「合格するのは大変」という印象を受ける人もいるかもしれません。

しかし、基礎を押さえたうえでできるだけ多くの過去問を何度も繰り返し解き、間違えた問題についての解き方を確認すれば、着実に合格へ近づくことができます。



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