高卒認定試験(高認)に合格!合格証明書を発行するには
晴れて高卒認定試験に合格された皆さん、おめでとうございます。
この合格をもってあなたが「高校卒業と同等の学力を有する」ことが認められました。
就職や資格試験受験、大学入試の際に、この合格を証明するためにどのようなアクションを起こすことになるのでしょうか。
これから高認受験をされる方もぜひご一読ください。
高認試験の試験結果が届いたら
高認試験の合否は受験者に対して願書に記載された住所宛てに簡易書留郵便で届きます。
その際、合格者に対しては合格証書、科目合格者には科目合格通知書が届きます。
これらの書類は、今後あなた自身が高認取得者であることを証明したい場合や、次回高認試験を受験する時に必要となってきますので大切に保管をしましょう。
合格証書と合格証明書の違いは?
合格証書と、合格証明書には大きな違いがあります。この違いを理解することが大切です。
①合格証書
あなた自身が「高卒認定試験に合格したこと」を示す書類です。
この証書には何年度・第何回の試験に合格したかが記載されています。
1通しか発行されることはなく、高校の卒業証書に近い取り扱いと捉えると良いでしょう。
②合格証明書
文科省が「高卒認定試験に合格した旨」を証明する書類です。
大学入試資格を有している・高校卒業と同等の学力を有することを証明するために提出できる書類となります。
就職試験や、受験資格がある国家試験を受けるほか、大学入試の願書等に添付する必要があります。
こちらは申請の都度、何度でも発行してもらえる書類です。
合格証明書を発行するには?
合格証明書や科目合格証明書を発行してもらうためには、合格証明書交付願を文部科学省に対し発送するところから始まります。
文科省HPより、教育>高認試験>証明書の交付へ移動し、「A合格証明書交付願」をダウンロード・A4用紙にプリントアウトします。
この交付願は、高認合格を証明できる合格証明書と、科目合格を証明することができる合格成績証明書を取り寄せることができます。
取得するべき証明書の種類の項目に取り寄せ部数を記載します。
また必要項目を漏らさず記載しましょう。
手数料は1通につき250円分の収入印紙が必要です。
必要書類等はすべて交付願の用紙に記載されていますので、事前にチェックしましょう。
また、受験合格当時から「姓名が変わった」「住所・本籍地が変わった」という場合は、合格証明書の交付を依頼する際に、その経緯を説明できる書類(戸籍抄本や住民票の附票など・自治体役場で取得可能)を添付する必要があります。
申請から届くまでの期間は?
証明書の申請から発行までは通常1週間から10日ほどかかります。
届いた順番に交付作業を行っていくため、即日発行はできません。
願書提出時期にあたる12月から2月の時期は、証明書の申請が込み合いますので、2週間ほどの時間を見積もると良いでしょう。
合格証明書をはじめとする公的書類は、発行日より3ヶ月以内のものを提出することがマナーです。
期間に余裕をもって証明書を申請するようにしましょう。
また、公務ですので年末年始や土日祝日の発行は行いません。
年末年始の発行業務のアナウンスや、繁忙期にあたる時期の発想に関するアナウンスも随時文科省のHPで案内されているので、確認しましょう。
もし失くしてしまっても再発行はできるのか?
度重なる引っ越しや、災害などで大切な高認合格証書を失くしてしまったという方も見受けられます。
この合格証書はあなた自身の学力を証明する大切な書類です。
汚したり、失くしたりしないように大切に保管しましょう。
もし、失くした場合には再発行を受けることができます。文科省のHPより「F合格証書再交付願」をダウンロードおよびプリントアウトし、必要事項を記入後郵送することで、再発行を受けることができます。
再発行手数料は500円(収入印紙での支払い)となります。
失くした、という理由だけではなく姓名や本籍地が変わったため、新しい姓名・本籍で合格証書を再発行してほしいという時にも「合格証書再交付願」を提出することになります。
高認の合格証書は、あなたの学力を示すための大切な書類です。
大切に保管をしていきましょう。
また合格証明書は、あなたの学力を提示する場面で利用できる書類です。提出を求められたら、都度取り寄せて提出しましょう。