【最短での高卒認定試験合格】科目選択や勉強法のポイントを解説

「【最短での高卒認定試験合格】科目選択や勉強法のポイントを解説」サムネイル画像

高卒認定試験(通称、高認)に合格すれば、大学・短大・専門学校への進学や就職に有利な資格試験の取得など道が広がります。しかし、高卒認定試験に合格するには、全14科目の中から免除科目を含め8~10科目で合格しなければなりません。

さほど勉強時間がない中、最短で合格するにはどの科目を選択するのがよいのか、どんな勉強をすればよいのかと悩む人も多いのではないでしょうか。今回は、より効率的な高卒認定試験の科目の選択方法、合格するための勉強法のポイントをわかりやすく解説します。

最短で高卒認定試験に合格したいと思う人は、ぜひ参考にしてください。

ポイント1:最少の科目数・簡単な科目選びで効率を上げる

高卒認定試験では、14の科目に分かれて試験が行われており、合格するためには、そのうちの8~10科目で科目合格する必要があります。高校で履修していたり、英検などの技能資格試験で合格していたりすると科目が免除されることがありますが、少なくとも1つ以上の科目で合格しなければなりません。

高卒認定試験で、より効率的に合格するためには、免除科目を除く受験科目数を最少にするのがよいでしょう。高卒認定試験で必修科目となるのは、国語・数学・英語の3つです。これに加えて、地理歴史の「世界史A」「世界史B」から1科目、「日本史A」「日本史B」「地理A」「地理B」から1科目を選択します。

次の理科・社会の科目選択で科目数が異なってきます。公民は、「現代社会」の1科目もしくは「倫理」と「政治・経済」の2科目に合格することが必要です。また、理科は「科学と人間生活」と「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」のうちの1科目(合計2科目)に合格するか、「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」のうちの3科目に合格する必要があります。

受験科目を最小限にし、より点数の取りやすい科目を選びたいなら、公民で「現代社会」の1科目、理科で「科学と人間生活」の1科目+「物理基礎」「化学基礎」「生物基礎」「地学基礎」から1科目という選択がおすすめです。これで、試験科目数が最小の8科目となります。比較的簡単な科目なため、試験勉強が楽になるでしょう。

ポイント2:過去問のインプット・アウトプットを繰り返す

ポイント1で、比較的簡単な科目を紹介しました。しかし、高卒認定試験はいずれも出題範囲がさほど広くありません。中学校から高校の基礎レベルで出題され、毎年の出題の傾向もほとんど変わらず、すべてがマークシート式の試験なのが特徴です。

人をふるいにかけるための試験ではなく、「合格させるための試験」ともいわれています。高卒認定試験を管轄する文部科学省から合格点や合格ラインを正式に発表されることはありません。しかし、過去数年の実績では、全体のおおむね4割以上で正解すれば合格する傾向です。

合格するために必要な4割以上の正解を導き出すためにおすすめなのが、高卒認定試験の過去問を繰り返し解く方法です。できるだけ多くの高卒認定試験の過去問を解き、正解できなかった問題は解説を読み込むことで、基礎知識をインプットできます。

その後、再度過去問を解き、アウトプットを繰り返せば、合格に必要な知識がおのずと身につくというわけです。

ポイント3:問題集・過去問を選ぶ際は解説つきのものを選ぶ

過去問を繰り返し解くうえで重要なのが、なぜ間違えたのかを理解すること。間違えた理由を知り、どう考えればよいのか、その道筋を示してくれる解説が必要です。過去問の解説がわかりにくかったり、ついていなかったりする場合は、何度も同じ間違いを繰り返す可能性があります。

解説をインプットとして利用するためにも、自分にとってわかりやすい解説なのかを過去問・問題集選びの指針にしましょう。問題集・過去問を選ぶ際に、どうしてもピンとこなかったり、自分だけで理解する自信がなかったりする場合は、高卒認定試験合格に的をしぼった学校で教えてもらう方法もあります。

高卒認定試験合格に向けた選択肢の一つとして意識しておきましょう。



関連記事

カテゴリー

アーカイブ