高卒認定試験(旧 大検)に合格すれば大学受験ができるってホント!?
大学入学資格検定(大検)と呼ばれていた試験は、現在高等学校卒業程度認定試験(高認)と呼ばれています。細かい制度の違いは多少ありますが、合格すれば大学受験資格が得られるといった点では変わりありません。今回の記事では、大学受験にチャレンジするために高卒認定試験を利用する方法についてご紹介します。
大学受験なら大検(高卒認定試験)チャレンジがおすすめ
最終学歴が中卒の人のなかには、「有利な就職活動をしたい」「社会でもっと活躍したい」と感じている人もいるかもしれません。中卒や高卒に比べて大卒の学歴があると、以下のようなメリットがあります。
・就職活動の幅が広がる
・昇進や昇給で有利になる
・資格試験に挑戦できる
かつて、中卒や高校中退者が大学を目指すとき利用されていた大検は、2005年から「高等学校卒業程度認定試験(高認)」に変わりました。試験名からわかるように、どちらの試験も高卒資格と同等の学力があることを証明でき、大学へ入学するチャンスを与えられるものです。
高認合格で得られるメリットとは
高卒認定試験に合格すると得られる主なメリットは、次の4つです。
1.高校卒業者と同等以上の学力があると認定される
2.大学・短大・専門学校の受験資格が与えられる
3.多くの企業や自治体で高卒と同等とみなされて採用試験に応募できる
4.高卒資格が必要な資格試験を受験できる
高卒認定試験は、文部科学省が実施している公的な試験制度です。大学入学資格が得られるほかにも、就職活動の際には高校卒業者と同じ扱いをしてもらえるケースがあります。
大学受験に必要な「大学入学資格」とは
大学を受験するには、法律で定められた入学資格がなければなりません。大学入学資格の規定は実は複数あり、項目にして13にも上ります。多くの場合は「高等学校又は中等教育学校を卒業した者(法第90条第1項)」に該当します。その他、特別支援学校や海外で教育を受けた場合、インターナショナルスクールに通った場合などいくつか記載されていますが、「高等学校卒業程度認定試験(旧大検)に合格した者(施行規則第150条第5号)」、こちらが高認合格にあたります。
まとめ
大検と呼ばれていた高卒認定試験に合格すると、大学を受験できるほかにも、就職活動や仕事で有利に活用できます。特に、大学受験は高卒資格が必要となるため、中卒や高校中退から大学進学にチャレンジしたい人は、学歴と大学受験をまとめて手に入れることができます。