【高卒認定試験】試験に必要な単位修得証明書のもらい方とは

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「高校に進学して、何年か通っていたけど結局中退してしまった」という人はいませんか?高校中退でも、一部の単位を修得している場合、単位修得証明書を発行してもらうことで高等学校卒業程度認定試験(以下、高認)の一部の試験を免除してもらうことができます。単位修得証明書とは、自分が高校で修得した単位を証明するものです。

ここでは、単位修得証明書について解説するとともに、単位修得証明書をもらう方法やもらう際に注意すべきポイントなどについてお伝えします。高校で学んだ単位が一部でも修得していれば科目を免除されるため、効率的に勉強できるでしょう。

そもそも単位修得証明書って何?

高校に通った際、どの科目を修得したのかを証明するのが、単位修得証明書です。高校が作成する公的な書類で、これによって高認の試験数を減らせる可能性があります。高認で受けなければならないのは、国語・地理歴史・公民・数学・理科・外国語の6教科です。それぞれの教科で必修科目に合格しなければなりません。

しかし、一定期間高校に通ってその単位のいくつかをすでに修得していれば、その教科の試験が免除されるのです。免除されることで、勉強しなければならない教科が減るだけでなく、受験料も安くなります。この際、必要になるのが単位修得証明書です。単位修得証明書に記載されている「修得単位数」が「免除に必要な修得単位数」に達していれば、高認でその教科を受ける必要はなくなります。

免除される教科を確かめて、受験しなければならない教科に集中するためも、単位修得証明書を発行してもらいましょう。

単位修得証明書を発行するのは通っていた高校

単位修得証明書を発行してくれるのは、自分が在籍していた高校です。申請方法は、たいていの学校で似通っていますが、それぞれに独自のルールが設けられている場合もあります。まずは、高校の事務に問い合わせることが大切ですが、ここでは一般的な申請方法について説明しておきましょう。

単位修得証明書の申請時に必要になるのは、各学校への申請書や発行料、郵送時の切手代などです。直接学校に行って申し込むこともできますが、遠方に住んでいる場合は郵送が便利でしょう。申請書は、学校の公式サイトなどからダウンロードできる場合が多い傾向です。

直接高校に出向いて申請する場合でも、当日に発行してもらえることはまずありません。多くの学校で1週間から10日ほどかかる傾向で、それ以上の日数を要する学校もあります。余裕をもって申請するようにしましょう。

発行してもらう際のポイント

高校では、単位修得証明書を発行するために必要なデータを最低20年間は保存しておかなければなりません。どの学校に在籍していた場合でも、離籍から20年間は単位修得証明書を発行できます。発行してもらう際に重要なのは、自分が修得した単位を確認するために、提出するものとは別にもう1通取り寄せることです。

提出する単位修得証明書は、厳封されている必要があります。「少し内容を確認」というわけにはいきませんので、自分の修得済み単位を確かめるために、もう1通取り寄せておきましょう。さらに、申請時に「高認用に使用する」旨を伝えておくことも重要です。高認用の単位修得証明書は、文部科学省所定の様式でなければなりません。

文部科学省のホームページから自分でダウンロードした用紙を用意できない場合は、学校側に一言申し添えておきましょう。

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