【高卒認定試験】日本史A・Bの選択・攻略法を大公開!

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高卒認定試験(以下、高認)において、地理と選択問題になっているのが日本史A・B です。日本史を得意としているなら、日本史A・Bのどちらかを選択するのがおすすめ。しかし、「同じ日本史なのにどんな違いがあるの?」「高認の日本史の難易度は?」と感じている人もいるのではないでしょうか。

ここでは、日本史A・Bの違いや、どのように攻略するべきなのか、わかりやすく解説していきます。

日本史A・Bの違いは出題範囲にあり

高認試験の日本史は、いくつかの大問で構成されています。年度によって異なりますが全部で30問前後出されているのが特徴です。例えば、2020年第2回の日本史Aは大問6で28問、日本史Bは大問8で28問という構成でした。

日本史A・Bともに、3点配点の問題が12問程度、4点配点の問題が16問程度出題されていて、全部で40~50点程度 獲得できれば合格ラインと言われています。日本史A・ Bの違いは、その出題範囲です。

日本史Bが各時代から出題され、時系列などの暗記が必要なのに対して、日本史Aは近代(幕末以降)からしか出題されません。特に、最近では明治時代に関する問題が多く、勉強すべき範囲が狭いのが特徴です。高校での学習量を示す単位数も、日本史Bが4単位で日本史Aが2単位となっており、学習量は約半分であると言えます。

ただ、どちらにしても近・現代の出題が多い傾向があり、明治から昭和にかけての勉強に重きを置く必要がありますのでご注意を。高認の科目合格を目的とするなら出題範囲が狭い日本史Aを、高認合格後の大学受験を検討しているなら日本史Bを選択するのがおすすめです。

高認日本史試験攻略のコツは視覚的に記憶していくこと

高認における日本史A・Bの試験では、図や写真、資料などが多く使われていることが大きな特徴です。もちろん、時系列を把握することや重要語句などの暗記も必須です。空欄に語句を当てはめたり、歴史的な流れや歴史的事柄の正確な記述(もしくは適切でない記述)を選ばせたりする設問もあります。

しかし、その設問を考える際のヒントともなる図や写真、資料などが盛り込まれており、難易度としてはさほど高くありません。ここで試験攻略のポイントとなるのが、図や写真、資料などを視覚的に記憶していくこと。

ビジュアル問題に慌てず対処するには、語句や時系列の暗記以外の勉強も必要です。教科書や参考書、図説などに記載されている図や写真、資料などについては必ず目を通し、その内容を確認しておきましょう。

歴史資料を読み解き、考察する力が重要

日本史A・Bの試験で目立つのは、図や写真、資料などから当時の生活や社会状況などを読み取るというものでした。「資料を読み解き、考察すれば答えられる」という設問が全体の3割程度を占めるのが高認の日本史における特徴で、こうした考察問題で着実に正解できれば、30点ほど取れる計算です。

つまり、よく見てよく考えれば、日本史の知識がさほどなくても点数を取れることになります。重要語句の暗記と並行して、考察力を高めていくのが、高認の日本史A・Bを攻略するポイントです。

高認の出題形式に慣れるためには、基礎的な語句や歴史上の流れの確認が終わった段階で、過去問に取り組む必要があります。その際、図や写真、資料をどう読み解けばよいのか、よく考えておきましょう。



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