高卒認定試験(高認)のわかりやすい参考書を選ぶポイント

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高卒認定試験(以下高認)を受験すると思い立った時に、まずは本屋に行って参考書を手に取り、どのような問題なのか確認するかと思います。
高認の受験者数は例年2万人を数えるため、科目ごとに分類された参考書が数多く出版されています。

しかし参考書の数が多いために、どれを選べばいいのかわからないと悩む方も多いのではないでしょうか。

そこで本当にわかりやすい、自分に合った参考書を選ぶポイントをご紹介します。

高認の勉強に良い参考書が持つ3つの条件

高認の試験勉強に適した参考書には共通する3つの条件があり、それを満たしている物を選ぶことがポイントです。

イラストを使っていること

問題・解答・解説のすべてが文字の参考書では、読むことが苦痛になって頭に入らないことがよくあります。
それを防ぐために解説でイラストや写真を使用し、わかりやすいだけでなく理解しやすいと感じられるように考えられています。

過去問の出題頻度がわかる

高認が世間的には難しい試験というイメージがあるのは、1つの科目に対して出題される範囲が広く、どこを勉強すればいいのかわからないことが原因です。

しかし高認試験の出題パターンは基本的に毎年変わらず、過去問から同じ問題が出題されることも珍しくありません。

つまり過去に出題された問題がどれくらいの頻度で出題されているかがわかる参考書ならば、試験に出やすい勉強を無駄なくやれるようになります。

問題集タイプであること

参考書というと問題の解説に重きが置かれていますが、それは実際に問題を解いてみてわからない部分を解消するために使う物です。
高認の勉強法は過去問にならった問題をひたすら解き、間違った問題を復習して基礎学力を積み上げることが重要になります。

そして過去問の出題頻度を踏まえた問題集タイプのワークブックや過去問題集と、参考書を併用することが高認の試験勉強には最適と言えます。

本当にわかりやすいと思う参考書を選ぶ方法とは

「わかりやすい」という感覚は個人差があり、人に勧められても自分には合わなかったという経験をしたことがあるかと思います。
そのため自分が「本当にわかりやすい」参考書を選ぶためには、現時点での学力レベルを正しく把握する必要があります。

なぜなら不登校で中学校にまったく通っていなかったり、卒業後のブランクが10年以上と長かったりすると、高認専用の参考書では歯が立たないこともあるからです。

自分の本当のレベルを知ることができる方法は、過去問のすべての科目を解いてみることです。
(文部科学省の公式ホームページで、過去5年分の試験問題が公開されています)

しかし最低点に届かないようであれば、高認よりやさしい中学校の参考書で勉強する必要があります。
それでも難しいなら小学校6年とレベルを落とし、基礎の基礎から固めることで本当の学力を積み上げることができます。

基礎さえできていれば高認専用の問題も解けるようになるので、地道な努力を絶やさずに高卒資格を勝ち取ってください。



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