高認試験の受験には年齢制限がある?年齢にまつわる疑問を徹底解説!

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「高卒認定試験(以下、高認)に合格して、大学や専門学校といった高等教育機関の受験資格を得たい」「仕事をするうえで役立つ資格を取得するため、高認を受験したい」と考えている人が少なくありません。その一方で、「高校を卒業してかなりの年数がたっているから……」と受験に踏み切れない人もいるでしょう。

ここで気になるのが、高認を受験するには、年齢制限があるのかということ。また、高認に合格しさえすれば、すぐに大学を受験できるかも知りたいところです。ここでは、高認受験と年齢にまつわる疑問についてわかりやすく答えていきます。

高認試験を受けられるのは年度終わりまでに満16歳以上になる人

高認を受けるためには、受験日が属する年度の終わりまでに満16歳以上になっていなければなりません。年度とは、4月1日から翌年の3月31日まで。令和3年の試験を受けようとする場合、令和4年3月31日までに満16歳になれば条件を満たすことになります。これは、現役の高校生でも高認を受ける資格があるということ。

ただし、「高校をすでに卒業している」「高認の前身となる大検に合格している」「高認で合格している」といった人は、受験することができません。高認は、あくまで「高校を卒業したのと同程度の学力を有する」ことを証明するためのものです。最終学歴が高卒であったり、同様の資格があったりする場合は、受験できないので注意しましょう。

高卒認定試験の受験に年齢の上限はない

学歴が高卒ではなく、大検や高認に合格していない満16歳以上でありさえすれば、高認を受験する条件を満たしています。高認受験に、年齢の上限はありません。当人が思い立てば、何歳になっても受験できるのが高認の特徴。

「何らかの事情で高校に進学できなかった」「高校を退学してしまった」という人に広く門戸を開き、受け入れている試験なのです。

18歳未満なら合格しても大学受験はできない

高認試験そのものは、年度内に満16歳の誕生日を迎える人なら受けることができますが、高認に合格すればそのまま大学受験ができるわけではありません。大学入学資格が与えられるのは、高校や中高一貫校を卒業した場合。つまり、18歳に達した人に対してです。

この観点から、文部科学省は高認に合格した人についても「18歳に達した日の翌日」から大学入試資格を認めているのです。つまり、18歳の誕生日を迎えない限り、高認合格者にも大学入学資格が付与されないことになります。

日本の2021年度入試においては、海外のような「飛び級」制度を導入し、18歳未満で入学できる大学はわずか8校しかありません。一般的な大学に入学する場合は、18歳になってから大学入学資格が付与されますので、高認合格を証明する書類を紛失したり、破棄したりすることがないよう注意しておきましょう。



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