【高卒認定試験】受験料や勉強にかかる費用をまとめて解説!

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「高校を中退したけど、大学や短大への入学資格を得たい」「中卒のため、資格を取得できない」といった状況の人に向いているのが、高卒認定試験(高認)を受験することです。高認は、高校卒業と同程度の学力があることを証明するための試験で、文部科学省が実施しています。

高認に合格すれば、大学や短大、専門学校といった高等教育機関、さまざまな資格試験の受験資格を得ることができる点が大きなメリットです。ここでは、高認受験に際して気になる受験料や勉強にかかる費用、高認合格に向けた費用を抑えるポイントなどをまとめて解説しています。

どのようなスタイルで勉強するかで費用は大きく変化

高認受験に向けて勉強する際は、どのようなスタイルを選択するかで費用が大きく変化します。ここでは、3つの勉強スタイルを挙げ、それぞれでどのくらいの費用を想定しておけばよいかを確認していきましょう。

1.独学スタイル

中学校や高校で使っていた教科書に加えて、全教科の参考書・問題集などがあれば、独学も高認に合格することも可能です。教科書などが手もとにあり、参考書や問題集だけでよいなら、3万~4万円ほどで十分。教科書が必要なら、5万~8万円ほどと考えておけばよいでしょう。3つの勉強スタイルの中では、最も費用がかかりません。

2.通信講座などを利用するスタイル

何科目で受講するかによって費用は異なりますが、すべての科目を受講する場合は、25万~35万円程度を想定しておきましょう。この金額には、教材費や入学金なども含まれています。ある程度の費用がかかりますが、自宅で勉強できるため、仕事をしながらでも十分に勉強できるのが魅力です。

3.高認用の予備校や塾を利用するスタイル

高認用の授業を行う予備校や塾もたくさんあります。通信講座と同様に、何科目を受講するかで費用は異なりますが、すべての科目で受講する場合、65万~80万程度の費用がかかることは覚悟しておきましょう。3つの勉強スタイルの中では、最も費用がかかります。

費用はかかるものの、「同じ夢を持つ友だちができる」「質問しやすい環境が整っている」など、モチベーションを維持しやすい点はメリットです。

試験の受験料は科目数によって異なる

高認の受験料は、受験する科目数によって異なります。3科目以下なら4,500円、4~6科目なら6,500円、7~9科目なら8,500円です。高認では、1回の試験で全教科に合格する必要がありません。1度合格した科目は再度受験する必要がなく、科目合格として認められます。

そのため、何年かかけて科目合格を勝ちとり、最終的な合格を目指すことが可能です。ただし、受験回数が少なければ少ないほど費用がかからない点は押さえておきましょう。また、在籍していた高校で単位を修得している場合は、受験免除できる科目があるかもしれません。事前に高校へ問い合わせするなどして確認しておきましょう。

合格までの費用を少しでも抑えるためのポイントとは?

高認合格にかかる費用を少しでも抑えるためのポイントは、合格にいたるまでの時間をできるだけ短くすること。「独学」「通信講座」「予備校」のどれを選択するにしても、勉強にかかる時間が長くなれば長くなるほど費用がかかります。

仕事をしながら受験勉強をするような場合は、「ちょっとした隙間時間にでも勉強する」「通勤時間は勉強に費やす」など、自分なりのルールを作ったり、勉強する環境を整えたりする工夫が必要です。自分の勉強する姿勢次第で費用が大きく左右される点は押さえておきましょう。



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