高校を中退後の選択肢│高卒資格・高卒認定合格のどちらがおすすめ?
高校を中退してしまい、「これからの進路をどうしようか決めかねている」といった方はいませんか?高校中退後の進路に悩む方に向けて、本記事では、高卒資格を取る方法とメリット、高認資格を取る方法とメリットを紹介します。どちらが自分にとってより望ましいかを判断するヒントにしてください。
高校を中退したら今後どうしたいか、どうなりたいかをまず考えよう
高校中退後の選択肢はたくさんあります。例えば、改めて全日制高校や定時制高校・通信制高校などに進学・卒業して高卒資格を取ったり、就職したり、留学を志したりするなどが選択可能です。また、一歩ステップを進めて、大学・短大などの高等教育機関受験を目指すこともできます。多岐にわたる選択肢からどれを選ぶかを考えるうえでは、まず今後自分がどのようになりたいかを考えることが重要です。
実際に、就職や昇進を目指すうえでも、ある程度の学歴があるほうが有利になります。ただし、大学や短大といった高等教育機関を受験するためには高校卒業資格が必要です。また、留学する際にも同様の資格取得が受験する際の条件として提示されるケースもあります。
自分の目指すゴールにいち早くたどりつくためには、高卒資格を取る方法とメリット、高認資格を取る方法とメリットの双方を理解しておくことが必要です。
「高卒資格を取る」方法
高校を中退したり高校への進学をあきらめたりした場合、最終学歴は「中卒」です。「高卒」資格を得るためには、上述したように改めて全日制高校に進学・編入するか、定時制高校・通信制高校に進学・編入するかの選択肢があります。定時制高校・通信制高校のどちらにおいても、大きなメリットは、ある程度時間やペース配分の融通がきき、最終学歴が「高卒」となることです。
「最終学歴を高卒にするのが目的」「決まった時間に授業を受けられる」「数年単位での卒業が視野に入っている」といった方は、ゆっくりと時間をかけて「高卒資格を取る」のがおすすめです。
「高認資格を取る」メリット
高卒認定試験(以下、高認)は、合格しても最終学歴が「高卒」になるわけではありません。しかし、大学や短大・専門学校などの高等教育機関の受験資格、さまざまな資格試験の受験資格、一部の公務員試験の受験資格などを得られるのが大きな特徴です。
年2回試験が実施されていて、1度合格した科目は再度受験する必要がなく、試験内容もさほど難しくないため、自分のがんばり次第でごく短期間の合格を目指すことができます。例えば、「高等教育機関で学びを深めたい」「次のステップを視野に入れて資格取得を目指している」「公務員になるため最短の方法をとりたい」と考えている方などにおすすめです。