高卒認定試験の必須科目はいくつ?絶対合格しないといけない?

「高卒認定試験の必須科目はいくつ?絶対合格しないといけない?」サムネイル画像

高卒認定試験の試験科目には必ず合格しなければならない必須の科目があります。免除科目がない場合は8~10科目の合格を目指します。そのため選択科目も考えながら、効率よく科目を選択していくことが大切です。今回は必修科目を中心にご紹介します。

高卒認定試験の試験科目

高卒認定試験の教科は、以下の6つです。

・国語
・数学
・外国語
・地理歴史
・公民
・理科

ちなみに、教科と試験科目の違いを知っておきましょう。教科が国語の場合は、試験科目も国語のみです。しかし、例えば教科の公民の中には、試験科目として「現代社会」「倫理」「政治・経済」の3つに分かれます。

教科ごとに必須で受験する科目がある

受験生が誰でも必ず合格しなければならない科目を必修科目といいます。上記で解説した6教科それぞれに必修科目があるため、押さえておきましょう。

教科

科目

要件

国語

・国語

必修

数学

・数学

必修

外国語

・英語

必修

地理歴史

・世界史A

・世界史B

どちらか1科目必修

・日本史A

・日本史B

・地理A

・地理B

いずれか1科目必修

公民

・現代社会

・倫理

・政治・経済

①  現代社会なら1科目

②  倫理と政治・経済は2科目

※①、②のいずれかが必修

理科

・科学と人間生活

・物理基礎

・化学基礎

・生物基礎

・地学基礎

①  科学と人間生活1科目+物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎のうち1科目(合計2科目)

②  物理基礎、化学基礎、生物基礎、地学基礎のうち3科目

※①、②のいずれかが必修

ここでのポイントは、国語・数学・英語・世界史は、高卒認定試験で誰でも必修となることです。この4科目でつまずくと、高卒認定試験の合格が遠のいてしまいます。そのため、受験勉強では優先してしっかりと学習しておきましょう。

必須科目のポイント

誰でも共通して受験しなければならない数学や外国語、国語は、受験生にとって苦手な人が多い科目でもあります。世界史の場合は、世界史Aまたは世界史Bの選択はできますが、世界史そのものは受験勉強に必ず含まれます。歴史や暗記中心の科目が苦手な人ほど、十分な準備が必要です。

ちなみに必修科目でも、高校での単位取得や英検や数検に合格している場合は、科目免除制度を利用できます。出願前に条件にあてはまるかどうか確認して、1つでも受験科目を少なくしておきましょう。

まとめ

高卒認定試験では、国語・数学・外国語、世界史をはじめ必修科目が多いのが特徴です。教科によっては、自分の得意な科目を選択して受験できますが、苦手な科目が多い人もいるでしょう。他の科目は合格しても、必須のものだけ合格できずにつまずいている受験生が少なくありません。地道な勉強を積み重ねて、合格ラインをクリアするようにしましょう。



関連記事

カテゴリー

アーカイブ