予備校は?独学は?高卒認定試験(高認)合格までにかかる費用はどのぐらい?
高卒認定試験(高認)を受験しようと考えた時、真っ先に心配するのが費用面ではないでしょうか。
お金はかなりかかるのかな?勉強したいけれど、学校に通うとどの位かかるの?みなさんの疑問を少しでも解決できるよう、まとめました。
高卒認定試験の受験料は?
高卒認定試験の受験料は、受験する科目数によって変わります。
- ・7科目以上の受験→8500円
- ・74科目以上6科目以下の受験→6500円
- ・73科目以下の受験→4500円
免除科目が多いほど、受験料が低くなります。この受験料は、現金で納めるのではなく、収入印紙を購入し申請用紙に貼付しなければいけません。
収入印紙は、郵便局で購入することができます。
コンビニなどでは、高額の印紙を取り扱っていない場合があるため、郵便局で購入することをおすすめします。
高卒認定試験合格までにかかる費用はどのぐらいか?
先述の受験料を踏まえてお話しします。
免除科目なし・1回の受験で合格することを考えると、受験料8500円に付け加え、参考書や予備校、または通信講座の受講費用がかかります。
合格するまでには、受験科目数に応じた受験料が都度発生します。
受験回数、参考書や問題集等に掛けた費用などは人それぞれ異なります。
そのため一概にどの位かかるかまとめることができませんが、合格まで受験回数を重ねている場合や、単位制の高等学校等を利用して合格を目指している場合は、それだけ費用がかさむことをとらえましょう。
予備校などを使って勉強した場合の費用は?
高認合格に向けた独自のメソッドを用いた予備校や高等学校で勉強することでピンポイントに勉強を進めることができます。
通信制の場合、教材を取り寄せDVDや動画視聴を行い、レポートを提出するなどで科目免除の対象となる単位が取得できる在宅学習を行います。
通学制(スクーリング)では、1日に何時間か授業を受けることで、必要な単位を取得し、高認受験の科目免除を狙うことが可能です。また、いずれの場合も筆記試験対策を講じることができます。
通信制・通学制いずれの場合も入学金・授業料が必要です。
通信制で年間20~30万円ほど、通学制で50万~80万円程の費用を考えて置きましょう。
この他受験料や通信費・交通費等がプラスされます。
科目履修生として受講すれば、1科目からピンポイントで単位取得に向けた勉強ができるため、費用は大きく抑えることができます。
ただし、それ以外の教科は独学での合格が求められます。
独学の場合にかかる費用は?
予備校や単位制・通信制の高校などへ通わずに独学で勉強をするという場合、参考書や問題集の費用がかかります。
今ではネットが使える環境にあれば、動画で講義を見ることができますし、演習問題の説き方などを知ることができます。
そのためかなり費用を抑えることができるでしょう。ただし、「問題集が自力で解けない・理解できないので新しいものを購入する」というような問題集ジプシーに陥りやすい傾向もあります。
受験科目が増えるほど問題集の購入数が増えますし、力試しと称して高校生が受験する大学入学模試を受験することもあるかもしれません。
独学の場合でも、年間3~5万円程は見ておくとよいでしょう。また、合格まで一番時間がかかる勉強法であることも付け加えます。
どのような勉強法が効率よく合格を目指すことができるのかは人それぞれです。
自分自身によって良い勉強方法を模索していきましょう。もちろん金銭面でも大きな負担がかかります。
「ゆっくりのんびり合格を目指す」というプランよりも、3回の受験で合格するというように目標を掲げることも大切です。