【高校中退者向け】公務員試験を受けるならまず高認受験がおすすめなワケ

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何らかの理由で高校を中退し、学歴は「中卒」。それでも、「安定した生活を希望して公務員試験の受験を検討している」という人はいませんか?そんな人におすすめなのが、高卒認定試験(以下、高認)を受験することです。

ここでは、公務員試験を受けようと考える人に高認がおすすめなワケをわかりやすく解説しています。最終学歴「中卒」で公務員になろうとする際に実感しがちな問題や、高認に合格するメリットを挙げていますので、ぜひ参考にしてください。

中卒で受けられる公務員試験はさほど多くない

公務員として採用されると、最終学歴が「中卒」でも他の職員と変わらない待遇を得られるだけでなく、昇給の基準なども明確で安定感のある生活を送れるようになります。そのため、多くの高校中退者が公務員試験を受けようと考えるのですが、実は「中卒」で目指せる公務員試験の数は、さほど多くありません。

公務員には、さまざまな職種があり難易度も異なります。最終学歴が「高卒」であれば、「国家一般職」「国家特別職」「国家専門職」の中から幅広い職種を選択することが可能です。しかし、「中卒」の場合はかなり限定的。

運よく「中卒」で受験可能な公務員試験に合格したとしても、手取りのお給料はさほど高くなく、安定感のある生活とはほど遠い現実が待ち構えています。

公務員試験のほとんどには年齢制限が設けられている

公務員試験は、学歴以外に個々の年齢制限が設定されているため、その年齢を超えている人は受験できません。「どの自治体で公務員試験を受けるか」「どの職種を選ぶか」で上限となる年齢が異なります。そのため、一概に何歳までということはできません。

公務員として勤めたい自治体や、目指す職種に応じて、年齢制限を確認しておくことが大切です。「いつかは公務員試験を」と考えながら悠々と過ごしていると、気がつかない間に上限年齢を過ぎてしまうといった事態にも陥りかねません。

また、公務員試験を受けられる年齢を確認する際は、表記されている年齢が「採用年4月1日時点での年齢」となっていることに注意してください。例えば、2021年度に実施の試験(年齢上限30歳)を受験する場合、就職する2022年4月1日までに31歳となるなら、たとえ30歳の時点でも試験は受けられないことになります。

高認に合格すれば受験できる公務員試験の幅が広がる

受けられる試験が圧倒的に少なくて、年齢制限もある――「中卒」で公務員試験を受ける厳しさを知ってしまうと、あきらめようかと考える人も多いかもしれません。しかし、実は、高認に合格することで受験できる公務員試験の幅が広がるのです。

高認とは、文部科学省が実施する試験で、これに合格することで「高卒と同等以上の学力がある」と認められます。ただ、合格したからといって学歴が「高卒」になるわけではありません。

しかし、公務員試験の受験資格を得ることができ、今までよりも多数のチャンスを得ることができます。公務員試験以外に、大学や短大、専門学校などの受験資格も得られるため、これらの高等教育機関への進学後公務員試験を受けたい人にもうってつけです。

公務員試験の面接時にも、自分なりの頑張りをアピールすることができます。「将来の道を広げたい」「公務員就職に有利な資格を得たい」という場合は、高認受験がおすすめです。



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