高卒認定試験(高認)を独学で合格するための勉強法
高校中退、または中卒といった高卒資格を持たない方で、高卒認定試験の合格を志す方は多くいます。
特に働いていると勉強できる時間が限られているため、独学で勉強を重ねて合格を目指すことでしょう。
しかし、勉強から離れていた月日が長くなるほど、1人で勉強を続けることが難しく、挫折する可能性も否定できません。
そこで、今回は独学で合格をつかむために、効果的な勉強法をご紹介します。
免除できる科目があるか確認する
高校や高等専門学校に「1年以上」通ってから中退した場合、必要な単位数を履修した科目は受験が免除になります。
およそ3~7科目は免除になるので、受験する科目だけを勉強すればいいので時間を有効に使えます。
もしもこれに該当する場合は、通っていた高校に単位履修証明書を発行してもらう必要があります。
また、英検や数学検定、歴史検定などの資格試験、科目免除の対象になる場合もあるので確認しましょう。
独学で合格をつかむための勉強法
基礎が身に付いたあとは、本格的に高卒認定試験の勉強に取り掛かりましょう。
そのときに次のポイントを実践すると、独学でも合格点が取りやすくなります。
自分の学力を知ることからスタート
まず独学で勉強を開始する場合、自分の学力を確認する目的で、過去問を解いてみましょう。
その結果によって、すぐに高卒認定試験向けの勉強をするか、もしくはレベルダウンして基礎を固めるかが分かるはずです。
過去問にまったく歯が立たなかった場合は、小学校、もしくは中学までレベルダウンする必要があります。
小学校は学年でいえば5年、6年の内容から始め、それをクリアできたら中学校、高校へと順を追って進むと基礎が身に付きます。
合格最低点の40点を目標にする
高卒認定試験の最低点は公式の発表ではないものの、おおよそ40点といわれています。
つまり、すべてを完璧に勉強する必要はなく、40点を取れる範囲の勉強をすればいいのです。
過去問を解いてみたときに、どうしても苦手な問題は切り捨てることがポイントです。
なぜなら、苦手な問題は理解するまでに時間がかかるため、貴重な勉強時間が削られてしまいます。
それよりも得意な問題を完璧に解く方を優先した方が、結果的に40点に近付きやすくなるのです。
得意な科目の勉強でモチベーションを上げる
苦手な科目が理解できない、問題が解けないという状態が続くと、勉強に対するモチベーションが下がってしまうことがあります。
独学は1人きりで勉強に立ち向かうため、モチベーションをいかに保つかが合格の分かれ道といっても過言ではありません。
モチベーションを保つためには、得意な科目や好きな科目から勉強を開始することをおすすめします。
問題が解けて正解するという成功体験が、勉強に対するイメージを楽しいものに変えてくれるはずです。