高卒認定試験(旧 大検)は独学で合格できる?効率的な受験勉強のコツ
以前は大検と呼ばれていた高卒認定試験。高校卒業と同等以上の学力を証明する試験です。合格すれば、高校を卒業した人のように大学や短大、専門学校に進学する道が開ける、就職や資格試験で活用できる、といったメリットがあります。ただし、受験を考えている人にとって、中学卒業程度の学力から高卒認定試験にチャレンジするのは難しいと感じるかもしれません。
そこで今回の記事では、「高卒認定試験は独学で合格できるかどうか」をテーマにして、試験の特徴や大検との違い、効率的な勉強法をまとめてご説明します。
大検は高卒認定試験に変更
何らかの事情で高校を卒業できなかった人のために、高卒と同じような学力を認定するのが高卒認定試験(高等学校卒業程度認定試験)です。かつては大検(大学入学資格検定試験)と呼ばれていましたが、平成17年度から試験制度が変わり、現在の高卒認定試験になりました。基本的な試験制度は共通していて、試験内容は高校卒業程度の学力を測るものです。
高卒認定試験は独学で合格できる
高卒認定試験の出題範囲は、中学生から高校1年生修了程度です。また、大学入学共通テスト(旧センター試験)に比べて難易度は低めです。つまり、高校2年生の前半程度までの基礎的な学力を身につけていれば、十分に合格を目指せる試験です。そのため、受験生によっては独学で試験対策を続けて、合格する人もいます。
効率的な受験のために知っておきたいポイント
独学で合格を目指せる高卒認定試験ですが、勉強を開始する時点での学力は人それぞれです。最初に過去問や市販のテキストをチェックしてみましょう。「質問の内容や意味がよくわからない」「一人で勉強をするのは大変そう」と感じたときは、独学より通学や通信教育を検討するのが賢明です。高卒認定試験専門のカリキュラムがある学校を利用すれば、独学に比べて効率よく合格を目指せます。
まとめ
大検から高卒認定試験へと制度は変わりましたが、「高校卒業程度の学力があるとみなされる」「合格によって大学進学や就職・資格試験に活用できる」といったメリットは変わりません。試験内容は、中学から高校1年生程度の基礎的な学力を問うもののため、独学でも合格を目指せます。効率よく合格を目指す場合は、専門の予備校の利用も検討しましょう。