高卒認定試験に過去問だけでも合格できる?独学で合格をつかみ取るポイントを解説!

「高卒認定試験に過去問だけでも合格できる?独学で合格をつかみ取るポイントを解説!」サムネイル画像

高卒認定試験は、高校を卒業した人と同等の学力があることを証明する試験です。合格すると、大学進学や国家資格取得にチャレンジできるようになります。

高卒認定試験に挑戦しようと考えている方のなかには、「できるだけ費用をかけないで合格したい」「過去問だけでも合格できるの?」と思っている方もいらっしゃるでしょう。

そこで本記事では、過去問だけで合格できる可能性や効果的な学習方法を解説します。



高卒認定試験は過去問だけでも合格可能!

高卒認定試験は、過去問だけでも合格可能です。

出題範囲は中学〜高校1年生程度で、難易度もそれほど高くありません。また、毎回同じような問題が繰り返し出題されている特徴があります。

過去問を何度も繰り返すと出題内容とパターンをつかめるため、自信を持って試験に臨めるでしょう。

高卒認定試験の過去問を解くメリット

高卒認定試験の学習を参考書や問題集を使用して進める際にも、必ず過去問を解くことをおすすめします。ここでは、過去問を解く2つのメリットを紹介します。

 出題傾向やパターンをつかめる

先述のとおり、過去問を解くと出題傾向やパターンを把握でき、学習の優先度がわかります。

過去問がそのまま同じ形で出題されることはありませんが、高校の教科書に基づいた問題が出されるため、出題の傾向は大きく変わりません。

 自分のレベルがわかる

過去問を解くと、自分の実力を客観的に把握できます。試験の難易度や自分の得意な科目と苦手な科目が明らかになり、勉強計画を立てる際に役立つでしょう。

また、自分が合格ラインに達しているかどうかもわかり、達していない場合はどれくらいの得点が必要かも理解できます。

 高卒認定試験の過去問を入手する方法

高卒認定試験の過去問は、文部科学省のホームページまたは市販の過去問集を購入することで入手できます。

文部科学省のホームページからダウンロードする

高卒認定の6年分の過去問は、文部科学省のホームページで入手できます。

無料で利用できますが、一部の問題は著作権の制約で省略されている場合があり、解説がない点には注意が必要です。

試験の雰囲気や流れをつかむ手段としては役立ちますが、本格的に学習をする場合はほかの資料の活用も検討しましょう。

 市販の過去問集を購入する

市販の過去問集は購入費用がかかりますが、解説が充実しているため、学習が進めやすい特徴があります。間違えた箇所やわからなかった箇所を、すぐに解説を読んで確認することで、記憶が定着しやすくなります。

過去問を解いて自分の学力を知ることはもちろん、自分の弱点を把握したうえで合格に必要な勉強方法を検討することも重要です。

一夜漬けはNG!高卒認定試験に独学で合格するための学習ポイント

高卒認定試験の合格率は40〜50%前後となっており、試験自体の難易度もそれほど高くありません。ただし、誰でも合格できるわけではなく、しっかりとした対策が必要です。

ここでは、高卒認定試験に独学で合格するための学習ポイントを3つ紹介します。

 受験する科目を把握する

高卒認定試験の受験科目数は、選択する科目によって8〜9科⽬となります。

しかし、高等学校や高等専門学校などで必要単位数を履修している場合や、英検や漢検などの技能検定に合格している場合は、一部科目を免除できる制度があります。

そのため、まずは免除できる科目がないかを調べ、受験する科目を見極めましょう。

なお、令和6年度第1回の高卒認定試験から試験科⽬や合格要件などが変更されるため、詳細は文部科学省のホームページでご確認ください。

 学習環境を整える

独学は自由な時間に勉強できる一方で、自分との戦いでもあります。後回しにする習慣を防ぐには、学習環境を整えることが大切です。

自宅で集中できないという方は、図書館やカフェなどの集中できる環境に足を運びましょう。

 学習習慣を身に付ける

特に、しばらく勉強から離れていた人は、勉強が苦痛に感じるかもしれません。

集中力が続かない方は、最初のうちは一日たったの10分や15分からでもいいので毎日勉強する習慣を身に付けることが大切です。徐々に勉強の体力が戻り、無理なく続けられるようになります。

 まとめ

高卒認定試験は、過去問だけでも合格可能です。過去問は文部科学省のホームページより無料で入手できます。しかし、一部の問題が省略されている場合があり、解説も載っていないため、より効率良く学習を進めたい方は市販の過去問集の利用がおすすめです。

試験の難易度はそこまで高くありませんが、誰でも受かるわけではないため、しっかりと対策を行ないましょう。

 


関連記事

カテゴリー

アーカイブ