【高認合格ナビ】【2024年度版】高卒認定試験の選択科目の選び方｜合格要件や合格率についても紹介

高卒認定試験には選択科目がありますが、どう選んだら良いかわからない方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、合格に必要な科目数や選択科目の選び方、合格要件、合格率などを解説します。

合格に必要な科目数は8〜9科目

高卒認定試験の合格には、各教科の必修科目に合格する必要があり、合格に必要な科目数は8もしくは9科目です。

令和5年度までは、地理歴史、公民、理科が選択科目でしたが、令和6年度からは理科のみ選択科目となります。

 高卒認定試験の科目と選択科目

令和6年度からの高卒認定試験では、学習指導要領改定にともない科目が変更されました。

特に「地理歴史」と「公民」の試験科目と合格条件が変わったので、変更点を押さえたうえで対策を進めましょう。

高卒認定試験の科目の選び方

ここでは、高卒認定試験の科目の具体的な選び方を紹介します。

免除科目を調べる

受験科目を選ぶ際は、免除科目を確認しましょう。

高校在籍時に単位を取得している場合や、特定の資格を持っている場合は、該当科目を免除できます。免除された科目は受験不要で、その分ほかの科目の勉強に時間をあてられます。

 大学受験に必要な科目を選ぶ

高卒認定試験を受験する方で、将来大学受験も視野に入れているという方は、大学受験にも必要な科目を高卒認定試験で選択するのがおすすめです。

高卒認定試験と大学受験の準備を同時に進められるため、無駄なく進学の準備を進められるでしょう。

高卒認定試験の合格要件

 高卒認定試験に合格するためには、各教科の必修科目に合格する必要があります。

令和5年度第2回試験までに「地理歴史」の一部科目と「公民」の一部科目に合格している場合、令和6年度第1回試験以降の必要な科目は以下のように変更されます。

高卒認定試験は簡単すぎるって本当？

高卒認定試験は、通常3年間の高校生活と同等の知識が求められるとされていますが、「簡単すぎる」と言われることもあります。

ここでは、高卒認定試験の合格点や合格率、出題範囲を見ていきましょう。

 高卒認定試験の合格点

高卒認定試験の合格点は具体的に定められているわけではありませんが、100点中40〜50点前後が一般的な合格ラインの目安と言われています。

また、一度合格した科目は次回以降免除となるため、勉強に自信がなくてもしっかりと対策をすれば合格できます。

 高卒認定試験の合格率

令和4年度第1回の高卒認定試験の受験者数は8,444人で、合格者数は3,796人、令和5年度の受験者数は8,290人で、合格者数は3,948人です。

高卒認定試験の合格率は例年約40〜50％前後であり、しっかりと対策を講じれば合格可能です。

高卒認定試験の出題範囲

高卒認定試験は基礎学力を判定する試験で、試験内容は中1〜高1までの範囲が中心です。

教科書や参考書で基礎を固め、数年分の過去問を解いて出題形式に慣れましょう。

まとめ

高卒認定試験の合格には8〜9科目の受験が必要です。令和6年度からは理科のみが選択科目となります。高校在籍時に単位を取得している場合や、特定の資格を持っている場合は、該当科目の免除が可能です。合格率は例年約40〜50％前後であるため、しっかりと対策をすれば勉強に自信のない方でも合格できます。