高校中退後、全日制高校に編入したい人必見!選択肢の数々を確認しよう

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高校を中退せざるをえなかったものの、「将来のことを考えて全日制高校への編入を検討している」という人もいるのではないでしょうか。そんな人に向けて、ここでは全日制高校への編入の可否や全日制高校以外の選択肢などについて解説します。高卒の資格を取る方法は、一つではありません。

また、高卒と同等の学力があると証明するには、卒認定資格を取得する方法もあります。さまざまな選択肢の中から自分の現状にあったものを選んで、将来の可能性を広げるためにも、ぜひこの記事を参考にしてください。

全日制高校への編入は可能!しかし、険しい道なのも事実

もともと通っていた高校を中退した後、高校に在籍していない期間を経て、他の高校に通うことを「編入」といいます。高校を中退した後、全日制高校へ編入することは可能です。ただ、全日制高校では中途退学者向けの募集や補欠募集などを行う例があるものの、枠が限られています。

ただ、全日制高校への編入は、不可能ではありません。しかし、かなり高いハードルを超えなければならないため、全日制高校への編入を目指す場合は強い意志をもって臨む必要があります。編入試験の難易度を、通常入試より上げている高校も少なくありません。険しい道をあえて選ぶことになるため、相応の努力を積んでいきましょう。

定時制高校・通信制高校なども選択肢に

高校中退後に編入できる高校は、全日制高校だけではありません。むしろ、編入を広く受け入れている高校として知られているのは、定時制高校や通信制高校です。定時制高校は、働いている人を対象にした高校で仕事以外の時間を選んで通学できるのが特徴。1年生で高校を中退し、定時制高校に入った場合、卒業までに4年程度かかる学校もあります。

そのため、仕事をしながらある程度の期間通学しても大丈夫な人にはおすすめです。通信制高校は、通学の必要がなく自宅での学習やレポート提出などで単位を取得する高校になります。「自分のペースで学習を進めたい」「通学したくない」という人におすすめです。これらの高校には、高校中退者を受け入れるための体制が整っており、中退した高校の単位を引き継ぐこともできます。

また、高校中退者が多いため、周囲から浮いてしまう心配も少ないでしょう。さらに、仕事との両立も可能な環境となっているため、中退後仕事をもった人にとっても大きなメリットがあります。

高認資格を取得するという手段も

「高校への編入」というかたちではないものの、「大学や短大、専門学校に進学するための条件を満たしたい」「国家試験などを受験するために必要な条件を満たしたい」という人にとっては、高卒認定資格を取得することも一つの方法です。

高卒認定資格を取得すれば、「高卒と同等の学力がある」という証明にもなります。就職の際に高卒者と同様に扱ってもらえたり、大学や短大、専門学校の受験資格を取得したりすることができる点は大きなメリットです。

受験する年度末までに満16歳以上であることだけが受験条件で、8~10科目の試験それぞれで合格すればよいうえに、一度合格した科目については以後の試験での受験が免除されます。試験は、年に2回行われており、自分なりのペースで勉強を進めることができるのは、高卒認定試験の大きなメリットです。

独学でも、もちろん合格可能ですが、高認資格対策の通信講座や予備校などもあり、自分の現状に合った方法を選択できることも高卒認定試験の特徴といえるでしょう。

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