【高校中退後の進路】6つの選択肢について解説します

「【高校中退後の進路】6つの選択肢について解説します」サムネイル画像

「今通っている高校が自分には合わない」「なかなか成績が振るわず中退せざるを得ない」といった場合、今後の進路が不安になってしまうかもしれません。しかし、高校中退後にはいくつもの選択肢があり、道を切り開くことも可能です。ここでは、高校中退後に選べる6つの方法をわかりやすく解説します。

全日制高校・定時制高校・通信制高校で高卒の資格を得る

現在在籍している高校を中退したあとでも、別の全日制高校や定時制高校、通信制高校などへ通うことができます。定時制高校・通信制高校であれば、全日制高校より柔軟な環境が整っているため、仕事をしながら高校に通いたい人でも受け入れ可能です。

定時制高校は、単位制もしくは学年制の高校で昼もしくは夕方から授業が始まるのが大きな特徴。全日制と比較すると、1日の授業時間が少ないため、卒業までに4年かかる学校もあります。通信制高校は、その大多数が単位制です。

全日制高校や定時制高校とは異なり、毎日通学する必要がありません。自宅で学習できるため、ある程度時間に融通がきくのが魅力です。ただし、卒業に必要な単位を取得するのに、最低で3年かかります。

全日制高校と比べると、定時制高校・通信制高校は転入・編入のハードルが低い傾向です。また、高校中退者を多く受け入れており、中退した高校の単位を引き継ぐこともできます。

高卒認定試験を受験して高等教育機関受験の資格を得る

高卒認定試験は、文部科学省が実施している資格試験です。これに合格すると、「高校卒業者と同等以上の学力がある」と公に認められることになります。高認を取得することで、大学・短大をはじめ、専門学校など高等教育機関を受験する資格を得ることが可能です。

中退した高校に1年以上通っていた場合は、高校で修得した単位によっては、本来受験しなければならない科目が免除になる可能性もあります。注意しておきたいのは、高認を取得したからといっても、最終学歴が「高卒」になるわけではないことです。

履歴書に記載する場合は、あくまで「高校中退」となり「高認を取得した」という事実だけで最終学歴は「中卒」のままとなります。ただし、高認取得後に大学・短大・専門学校などに進学・卒業した場合はもちろん、最終学歴もそれに即したものになるためご安心を。

高等専修学校入学や留学でスペシャリストへの道を進む

高等専修学校に進学したり、海外へ留学したりすることで、スペシャリストへの道を進む選択肢もあります。高等専修学校は、専門知識や技術に特化した学校で、学年制を採用しています。通う期間は1~3年と幅があり、中卒でも入学可能です。

大学入学資格付与指定高を選べば、卒業後大学への進学もできます。高卒資格を得たいのであれば、高等専修学校と通信制高校とに同時に入学することも方法の一つです。海外の高校に留学する場合は、外国語を実地で学びながら高校の卒業資格を得ることができます。

また、帰国後には日本の大学に帰国子女枠で入学する選択肢も。ただし、費用は日本の高校に通うのとは比較になりません。ある程度金銭的余裕がある家庭でなければ難しいでしょう。

関連記事

カテゴリー

アーカイブ