高校中退(中卒)でも高認資格を取れば営業職で正社員になれる?
高校中退(以下中卒)から正社員を目指すのは、決して無理な話ではありません。
世の中にはさまざまな職種がありますが、営業職は正社員になれる可能性が高いといわれています。しかし、営業職で就職するためには、高認を取得する必要があるのでしょうか?
高認は取得しておいた方が有利
結論から言うと、中卒のまま営業職で就職することは可能です。しかし、個人営業の求人の条件が、すべて学歴不問とは限りません。
高認を取得しておくと、「高卒以上、または同等の学力」という条件の企業に応募することができます。
就職の可能性を広げることに繋がるため、中卒のまま就職に挑むよりも有利になるでしょう。
また、高認を取得することは、「中卒からキャリアアップしたい」という意欲があるとアピールできます。
応募した企業に対して好印象を与えることができることは、高認を取得する意義があるといえるでしょう。
中卒でもできる営業職とは?
企業に対し営業する「法人営業」は高度な知識を必要とするので、大卒を条件にする企業が多いです。
そのため、中卒で就職できる営業職は、一般のお客様を相手にする「個人営業」が多いのが特徴です。
たとえば、不動産会社や旅行会社、保険会社などで、お客様と対面して商品やサービスを紹介し、販売したり契約を取ったりする仕事というと分かりやすいでしょう。
個人営業は商品の知識も当然必要ですが、最も大切なのはコミュニケーション能力と人当たりの良さです。
営業マンの印象の良し悪しはお客様の購買意欲に影響するため、学歴よりも人柄を重視するのも当然といえます。
営業職で活躍するために必要なこととは?
営業職として活躍するためには、コミュニケーション能力に加え、次に挙げる2つのスキルが必要になります。
お客様に対する洞察力
目の前にいるお客様に対し、「何を求めているのか?どのような商品が適しているのか?」という洞察力が必要です。
相談するお客様は欲しい商品やサービスに関する知識がないため、お客様のニーズに合う最適な提案をすることが求められます。
このスキルは仕事の経験を積むことも重要ですが、「接客業のアルバイト経験」も役立ちます。
営業職の就職を目指すなら、一度は接客業を経験するのがおすすめです。
精神力の強さ
営業職は「数字がすべて」というシビアな社会です。
つまり、営業という仕事が学歴を必要としないのは、契約をどれだけ取れるかを重視するためです。
契約を取らなければいけない、ノルマを達成しなければいけない、というプレッシャーを感じることも多くあります。
しかし、中卒という現実の厳しさを味わっているからこそ、「営業職で絶対に成功する」という精神力の強さによって成功できる可能性は十分にあるのです。
実力さえあれば中卒でも活躍が期待できる営業職に、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか?