高校中退(中卒)から経営者になるには高卒認定(高認)資格は必要?
高校中退者は、最終学歴が中卒ということもあり、大手企業への就職が難しいのが現状です。
しかし、実現したい夢やビジネスモデルを持っているなら、就職せずに経営者を目指すのも選択肢の1つといえます。
しかし、中卒の学歴から経営者になるために、高卒認定試験(以下高認)は必要なのでしょうか?
経営者になるには学歴は関係なし!
結論から言うと、経営者に学歴は一切関係ありません。
未だに学歴重視の風潮がある日本ですが、高校中退(中卒)でも活躍している経営者はたくさんいます。
大学を卒業して就職する、という「ありきたりな人生のレール」に乗らないからこそ、自由な発想や大胆な行動力を持っているのが、中卒者の魅力なのです。
学歴がすべてという考えは捨てよう
中卒に対するイメージは、「高校すら卒業できない」というネガティブなものが多いはずです。
しかし、学歴とは10代~20代をどう過ごしたのか?という指標に過ぎません。
中卒だからといって、人格や個性すら否定するのは間違っています。
何より大切なことは、世間の風潮に流されて自分自身を「中卒だからダメ」と考えないことです。
自分で自分の可能性を狭めてしまうので、失敗を恐れずに行動することを心掛けましょう。
やりたいことを紙に書き出そう
就職ではなく経営者を志すならば、まずは実現したい夢や、やりたいこと、思い描く理想像などを紙に書き出しましょう。
紙に書くことで目標と将来への希望が明確になります。そして、紙に書くことで意識するようになり、実際に行動する原動力となるのです。
この方法は、中卒から大手IT社長の創設者となった方が、起業する前に実践したことを例にしています。
つまり、経営者にとって学歴は必須条件ではないことが、よく分かるはずです。
起業するビジネスモデルが決まっていなくても、理想を書き出すことからはじめてみましょう。
学歴コンプレックスの解消に高認は有効
大人になってから高認の受験を志す理由で、「学歴コンプレックス」を挙げる方も多く、経営者も例外ではありません。
社長としての地位が大きくなるにつれ、中卒ということにコンプレックスを感じ、学歴をひた隠しにする経営者もいるようです。
コンプレックスは、あくまでも「個人の気持ちの問題」ですが、それを密かに抱え続けることはストレスになります。
高認に合格しても高卒の資格は取得できませんが、気持ちが楽になるのであれば、高認を受験する価値はあるといえるでしょう。
経営者を目指すときに高認を受験する必要はありませんが、必要になったときこそ高認に挑戦することをおすすめします。