高卒認定試験の教材を徹底的に使いこなす!合格テクニックを伝授

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高卒認定試験(高等学校卒業程度認定試験、以下、高認)に合格するためには、ただがむしゃらに勉強すればいいわけではありません。いたずらに時間をかけても学習ポイントがずれていては、全科目合格までにかなりの期間を要する可能性すらあります。高認に合格するためには、専用の教材やテキストを徹底的に使いこなすテクニックが必要です。

ここでは、高認合格に向けた教材活用のテクニックとして、3つのポイントを挙げています。それぞれのテクニックを自分のものにして、高認合格を勝ち取ってください。

教科書に出てこないものは試験にも出てこない

高認は、基礎学力を問うためのもの。大学受験を目指すようなものではありません。出題内容のレベルは、どの科目においても中学から高校1年生で習う範囲にとどまっています。合格基準となる点数が文部科学省から発表されているわけではありませんが、合格ギリギリのラインは、各科目40~50点程度です。ところが、2019年度の高認の合格率は約44.98%のため、難易度が高いようにも見えます。

一方で、2019年度の1科目以上の合格率は90.8%です。ここから予想されるのは、出題内容というより、科目数の多さと出題範囲の広さに受験生が苦戦しているということ。実際の試験の内容はすべて、教科書に出てくるものばかりです。いいかえれば、教科書に出てこないものは試験にも出てこないということになります。

高認のテキストとして、最初にじっくり目を通すべきは、中学~高校1年生までの教科書です。「教科書に掲載されている問題をすべて解くこと」「解説が掲載されている教科書ガイドを読み込み基本的な内容から理解していくこと」が重要になります。

ワークや過去問を何度も繰り返し解く

教科書を一通り読み込んだあとは、教科書の復習ワークや高認の過去問を手に入れ、何度も繰り返し解くようにしましょう。いったんは頭に入れたつもりの知識も、どんどん忘れてしまいます。なかでも、特に苦手意識のある科目については、教科書の復習ワークが役立つでしょう。

まずは一度解いてみて、正誤を確かめ、間違えた問題の解説に目を通します。そこで、「自分が何につまずいたのか」「何を理解できていなかったのか」がはっきりするはずです。ここで大切なのが、1冊の教科書ワークを必ず最後まで解くこと。自分が最初に間違えた問題だけを再度解き、そこでまた間違えた問題を解く……といったかたちで何度も繰り返していきましょう。

教科書ワークはそこまで厚みがありませんし、問題数も多くありません。それほど苦もなく、繰り返せます。

暗記のコツは何度も繰り返し目にすること

「なかなか暗記できなくて」という人は、とにかく何度も繰り返し目にする時間をもつこと。暗記のコツは、回数をこなすことです。覚えられないからと時間をかけて眺め続けても、あまり意味はありません。仕事の移動や休憩、通勤途中などに空き時間を見つけて、暗記すべきものを目に入れていきましょう。

何分かの時間を使うので、「覚えにくいもの」「覚えられないもの」をまとめておくのがベスト。教科ごとにしなくても大丈夫です。その日1日目に入れるべきものをまとめて書いたメモをもち、何度も何度も繰り返して見ることが大切。目に入るインパクトから、気づかぬうちに記憶に残っていきます。

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