高卒認定試験(高認)を突破したい!数学の範囲・勉強のポイントは?

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高等学校卒業程度認定試験(高認)受験者が一番鬼門に思う教科は「数学」ではないでしょうか。
ここでは、高認で出題される「数学」の範囲や勉強のポイント、他の教科と比べた難易度についてまとめました。

高認試験「数学」の出題範囲は広い?

高認で出題される数学の出題内容としては「数学Ⅰ」を網羅したものとなっています。
出題範囲として教科書に載っている「数と式」「図形と計量」「二次関数」「データの分析」の4つのセクションが柱となっています。

これだけを切り取ると「範囲は狭い」と取ることができますが、実際に高認数学の出題範囲は「数と式」「一次不等式」「二次関数(グラフ)」「二次関数(二次不等式)」「三角比」「データの分析」というように6つの設問に細分化されていきますので、広く浅くの勉強が求められます。

勉強のポイントはどこに重点を置くべきか?

「数学Ⅰ」が出題範囲ですが、高認では各分野とも初歩・基本ともいえる出題がなされます。
まずは基本をしっかりマスターすることに徹しましょう。
高校数学の基礎となる小学校や中学校の数学でつまずいてしまった分野があれば、先に小中学校の学習内容までさかのぼって学習を行い、数学Ⅰの基本理論を理解することが大切です。

基本がマスターできたら、応用問題にもチャレンジしましょう。
中には、文章題から計算式・公式を導く手法の出題もあります。

また、基本をもとに応用の解き方を求める出題もありますので、過去問を中心にたくさんの問題を解く練習をすることをおすすめします。
数学は穴埋め問題が中心で、すべて正答しなければ点数が得られない問題も存在しています。
「確実に解けること」に重点に置いて過去問にチャレンジしましょう。

他の科目と比べ数学の難易度はどうでしょうか。

数学の試験は6つの大設問で構成されており、20問の出題があります。大設問ごとに10点~25点の配点があり、合格するには4割の正答が必要となります。
その中でも「三角比」や「二次関数」に関する大設問は配点が大きく、合否に関わるセクションとなります。
多くの方が苦手とする分野であり、難易度を高めている理由とも言えます。

また、数学合格者でも、数学は合格ラインギリギリだったという方も見られます。
そのため、他の教科と比べると難易度は高くなると受け止められがちです。
「数学Ⅰ」の基本が分かれば解ける設問ばかりですが、小学算数・中学数学で学ぶ内容が理解できていない状態であれば、他の教科と比較する以前に難易度は高いものとなるでしょう。

基本が一番とされる数学分野。「基本をマスターすること」と「確実に正答を導く」という二つのポイントを重点に勉強を進めていきましょう。
過去問を繰り返し解き、出題傾向を把握することも大切です。
その過程で「自分の弱点」と「ミスの傾向」も分析し、確実に解ける工夫を重ねることで合格を目指せます。



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