高卒認定試験(高認)の願書提出前にチェックしよう!不備を防ぐポイントとは?

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高卒認定試験(以下高認)の願書に受理できないような不備があると、書類を再提出する手間がかかります。結果的に受験票の発行も遅れるため、ミスのないように提出書類を完璧に揃えておくのがベストです。これから出願する方は、どのような不備やミスが起きやすいのかをチェックしておきましょう。

書類不備になりやすいポイント


高認の出願に必要な書類で、ミスしやすいポイントは次の通りです。うっかり見過ごしがちな盲点といえるミスもあるので、提出前に慎重に確認しましょう。

住民票の本籍地


高認の必要書類である住民票は、「本籍地」が記載されていることが条件になっています。
しかし、住民票の本籍地は記載を省略していることが多く、「本籍地の表示」といった項目にチェックを入れないと、本籍地のない住民票を作成されてしまうのです。気付かずにそのまま送付すると不備扱いになるので、住民票の申請は注意が必要です。
住民票のコピーも不備になるので、役所で受け取った書面をそのまま提出しましょう。

また、2回目以降の受験の場合、引っ越し等で住所の変更がなければ、住民票の提出は不要になります。

受験願書の選択科目の記入ミス


受験願書の記入ミスで多いのが受験科目で、「選択科目」の記入は特に注意が必要です。なぜなら、選択科目は受験する科目数によって、合格要件を満たさないためです。

たとえば、公民科目は「現代社会」を選択すれば1科目のみですが、それを選択しない場合は「倫理・政治経済」の両方を受験する必要があります。倫理と政治経済の「どちらか一方」を選択すると、記入ミスとなるので注意しましょう。

これは理科科目も同様で、「科学と人間生活」を選択すると基礎系科目を1つ、選択しない場合は基礎系科目を3科目となります。仕組みは理解していても記入ミスをする可能性があることを念頭に置いて、記入の際は慎重にチェックしましょう。

受験願書の合格要件の理由欄


また、高認の合格に必要な科目数は、免除科目を含め8~10科目必要です。しかし、次回の試験で受験する場合や、高校卒業に不足する単位の認定など、8科目以下になる場合は「合格要件を満たさない理由」という欄に理由を記入する必要があります。

この記入欄は記入忘れが多く発生するので、該当する方は必ず記入しましょう。

顔が確認できない写真


願書に貼り付けて提出する写真は、サングラスの着用や前髪で目が隠れているなど、顔の確認ができないものは受理されません。この注意点はすでに公表されているのですが、実際に提出する受験生もいるようです。写真は顔の確認をするためのもの、ということを理解しておきましょう。

また、証明写真で撮影したものを添付するのが望ましいのですが、中には自宅で普通紙に印刷したものを写真として提出する方もいるようです。写真用紙でないとインクがにじんで不鮮明になるので、必ず写真用紙を使用しましょう。



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