「地理はここまで出る」高卒認定試験の試験範囲

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高卒認定試験の地理を克服しましょう。地理を苦手にする人は少なくありません。なぜなら地理の勉強とは「地球を把握すること」なので、スケールが大きすぎて「自分にはとても無理」と感じてしまうからです。しかし、スケールが大きすぎるのであれば、細かく区切って小さくすればいいのです。

地理を克服するには、「世界全体をとらえて」→「世界を区切って」→「細かいところをひとつひとつ覚えていく」という勉強をすればよいのです。

高校1年生の地理とは

高卒認定試験の地理は、高校1年生が使う教科書です。
高1が使う地理の教科書は次のような構成になっています(地理A)。

第1編:現代世界の特徴と動向

・地球儀や地図からとらえる世界
・結びつく現代世界

第2編:世界の生活・文化の多様性

・世界的視野から見た自然環境と文化
・諸地域の生活・文化と環境

第3編:深刻化する地球的課題とその解決策

・地図で読み解く地球的課題
・さまざまな地球的課題
・持続可能な社会の実現をめざして

第4編:身近な地域と地理的課題

・身近な地球と地図
・自然環境と防災
・生活圏の地理的な諸課題と地球調査

細かく区切れば「難しくない」と思える

上記の第1~4編が高卒認定試験の地理の試験範囲です。これを一気にみせられると「大変だ」と感じるでしょう。

しかし例えば、「第3編:深刻化する地球的課題とその解決策」のなかの「さまざまな地球的課題」で学ぶことのひとつに「原油価格の推移とその背景について国際政治・経済との関わりから考察する」があります。

日本が外国から原油を買っていることは知っていると思います。そして、原油からガソリンがつくられていることと、ガソリンスタンドで売られているガソリンの価格が目まぐるしく変化することも知っているはずです。

「原油価格の推移とその背景について国際政治・経済との関わりから考察する」とは、簡単にいえば「日本のガソリン価格が目まぐるしく変化する理由を探ること」なのです。
このように考えれば難しく感じないのではないでしょうか。

「自然災害を学びたい」と思ってみよう

もうひとつみてみましょう。「第4編:身近な地域と地理的課題」のなかの「自然環境と防災」には「地図や写真を用いてさまざまな自然災害の発生メカニズムや被害の状況とその対策について考察する」があります。

2011年の東日本大震災に代表されるように、日本は自然災害の多い国です。その国で生きる人として自然災害のことを知りたくなれば、ここで学ぶことは無理なく頭に入ってくるでしょう。

まとめ

地理は生活に密着した科目です。しかし、少し話を聞いただけでは、遠い国のことを学んでいるように思えるかもしれません。ところが詳しく学習していくと自分の身近で起きていることに直結していることがわかってきます。

「世界と自分と自分の周囲のつながり」がみえ始めてくると、勉強が楽しくなります。楽しくなったら勉強は「苦」ではなくなるでしょう。

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