高卒認定試験(高認)の生物基礎をすらすら解答できる対策法とは?

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「科学と人間生活」を選択した場合の、選択科目の1つである生物基礎は、比較的合格しやすい科目といわれています。

出題範囲がほぼ固定されていることから、対策が立てやすいのが生物基礎の特徴です。
今回は、生物基礎で合格点を取るために、効果的な対策法についてご紹介します。

興味のある分野を探す

生物が苦手な人、得意な人の差は、生物に関して「興味」があるかないかが大きく影響します。

なぜなら、生物という学問は人体や生態系、遺伝子など、人間である自分自身に直結した、身近な内容だからです。
それらに興味があれば、生物の勉強は興味を追求するのと同じことになるので、勉強が苦にならなくなります。

高卒認定試験の生物基礎は、細胞、遺伝子、生物の体内や免疫、植物の生育地と気候の関係が主な出題範囲です。
この中から少しでも興味があるものを重点的に勉強することで、より効率的に点数を獲得することができるでしょう。

また、合格を大前提に考える場合、生物は1問5点で全20問であることから、最低でも8問は正解したいところです。
大問1つにつき4~5問が出題するため、2つの分野に絞って勉強することも合格への近道といえます。

資料の内容を見て覚える

生物では資料を基にした問題が半数以上出題されるので、資料に使われている図や絵に関する知識を持っていれば、容易に解答できるようになります。

つまり、過去問や高卒認定試験用の参考書に掲載している資料を覚えるのが、最も効率的な勉強方法といえます。
また、文章を読んで覚えるよりも「視覚」を利用する方が頭に入りやすく、より暗記しやすくなるのも、おすすめできる点でしょう。

ただし、平成25年以降に現在の出題範囲に変更されたため、それ以前の過去問は参考にならないので注意が必要です。

重要な用語を重点的に勉強する

生物の問題は資料に関連する用語について理解しているかを問うものであり、暗記できた量によって合格が左右されます。

問題集や過去問を利用して、出題傾向が高い内容の用語を重点的に覚えるようにしましょう。
近年で出題頻度が高い傾向にある、以下の内容を優先的に取り組むのが効率的です。

・細胞(植物、動物)
・DNAの複製
・たんぱく質合成とDNA
・遺伝子とその働き
・ATPの働き
・腎臓の働き
・生態系における炭素の循環
・人の血液の成分と働き

ただし、これらすべてを覚える必要はなく、興味が持てそうな分野から選んで構いません。
生物は好きになることが合否を分けるといえるので、まずは「これならできそうだ」と感じる分野からスタートしましょう。



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