高卒認定試験(高認)の地理は過去問を使って効率的に勉強しよう

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高卒認定試験(以下高認)の社会科の選択科目である地理は、歴史が苦手な人にとって、必然的に選択する科目でしょう。
地理は資料から読み解く問題が多いため、過去問をフル活用することが最も効率的、かつ得点しやすい勉強法なのです。

今回は、出題範囲が狭く、広く浅い知識を問う「地理A」に焦点を当て、過去問を使ったより効率的な勉強法についてご紹介します。

高認の地理対策に過去問が最適な理由

高認の出題範囲は中学校~高校1年程度となっていますが、地理に関しては「教科書に則した内容ではない」という特徴があります。
そして、問題のすべてが資料から解答を導き出す形式であることから、問題が40ページと膨大な量になっています。

その膨大な資料から効率よく解答を出さないと、制限時間に間に合わなくなる可能性も否定できません。
そのため、高認の地理は過去問を解いて問題に「慣れる」ことが、最も効率的な勉強方法といえるのです。

地図の知識がなくても解ける問題が多い

地理の問題というと、地名や国名といった地図の知識が必須というイメージがあるでしょう。
しかし、「資料が表している内容について正しいもの、もしくは誤っているものを選ぶ」という、ごく単純な形式の問題が高認地理の大きな特徴です。

資料と設問の内容を理解さえできれば解答できるので、地図の知識がなくても解ける問題も数多くあります。
専門知識がなくとも解答できる地理は、社会科科目の中で最も合格しやすい科目といって過言ではないでしょう。

レポートや会話文の設問は先に読む

選択肢が生徒の会話やレポートなどの文章になっており、正しいもの、または誤っているものを選ぶ形式の問題は全体の約半分を占めます。
この問題は資料の種類が多いのが特徴で、それらを見比べるだけでは解答できません。

「選択肢の文章が資料を確認するポイントを示している」ので、先に設問を読む逆算の方法が効率よく解答することができます。

資料から正解のヒントを掴むコツ

地理における読み解く力とは、問題文や資料の内容を完全に理解していなくても、正解に結び付くヒントを掴めるかどうかを指します。
ヒントを掴むのは、地理に関する知識であることは確かですが、深い知識ではなく一般常識レベルの内容でも十分に対応可能なのです。

たとえば、地図上の国の位置を知らなくても、言語、気候、自然環境、産業といった、国にまつわる情報を知っていると、解答のヒントが簡単に見つけることができます。
また、簡単な地図記号や等高線の見方など、地図の基本的な読み方の知識があると、さらに点数を伸ばせるでしょう。

ただし、資料にグラフを使用した問題は、ヒントを簡単に見つけられる反面、見落としをしやすいという特徴があります。
もったいないケアレスミスをしないように、グラフの内容はしっかりと確認することを心がけましょう。



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