【高認合格ナビ】【高校に1年以上通学した人必見！】高認の受験科目が免除されるかもしれません

さまざまな理由で高校を中退してしまった人もいるかもしれません。しかし、高校入学から1年以上通学していた場合、高認（高卒認定試験）の受験科目が免除される可能性があることをご存じでしょうか。本記事では、どのようなケースで受験科目が免除されるのかを解説しつつ、免除される科目の確認方法や高認における申請方法についても紹介します。

高認の受験科目が免除されるいくつかのケース

まず、高認の受験科目が免除される「免除制度」とはどのようなものでしょうか。これは、中退した高等学校などで所定の単位以上を修得した科目について、高認で受験しなくても科目合格扱いになるというものです。高校での修得単位以外にも、英検や歴史検定、数検など、所定の技能検定に合格することで免除されることがあります。

そのため、「高校に1年以上通っていた」「何らかの技能試験に合格している」といった人は、自分にあてはまらないかどうか見てみましょう。高認の受験科目が免除されるのは、以下のようなケースです。

・高等学校に1年以上通い、単位を修得している場合
・文部科学省に指定されている高等専門学校（5年生）の高等課程に1年以上通っている場合
・文部科学省に指定されている各種技能検定（英検・歴検・数検など）に合格している場合
・大検や高認で科目合格している場合　など

高校での修得単位をまずは確認

通っていた高校などで、どの単位をどのくらい修得できているかの正確な確認は、自分では難しいため、在籍していた高校へ依頼して確認することが必要です。高校に1年以上通っていた人は、修得単位をきちんと知るため、高校から「単位修得証明書」を取り寄せましょう。「単位修得証明書」を取り寄せる際は、高認を実施している文部科学省の様式で依頼する必要があります。

文部科学省のホームページからダウンロードし、印刷して高校に送付もしくは持参するようにしてください。また「単位修得証明書」は、提出用と自分自身の確認用に2部依頼することが大切です。

免除申請を行ううえで気をつけるべきポイント

「単位修得証明書」を取り寄せる際は、試験で受けるべき科目を確認する意味合いもあるため、できるだけ早めに依頼するのがポイントです。必要のない科目に、できるだけ無駄な労力を割かないように心がけましょう。また、逆に修得できていると思いこんでいた科目が修得できていなかった場合などは、必要な試験勉強ができないことにもつながりかねません。

単位修得証明書は、すぐに発行してもらえるとは限らないため、ぎりぎりで慌てることがないよう、早めに依頼することが大切です。高認の出願期間に間に合うためにも重要となるため、なるべく早めに高校へ連絡してみましょう。

なお、高認では「1科目も受験せずに合格」という扱いはありません。そのため、高校で修得した単位や検定などで免除されるものを合計して、高認の全受験科目が免除される場合でも、最低1科目は受験して合格する必要があります。