【高認受験】試験問題はどう手に入れる?おすすめの勉強法は?
高校を中退してしまったものの、以下のような理由で高認(高卒認定試験)を受験したいと考えている人もいるのではないでしょうか。
●大学や短大に進学したい
●海外留学などを視野に入れている
●一定の資格試験を受けたい など
そこで、今回は高認受験を検討している人に向けて、より効率的に合格する方法をお教えします。過去問の入手方法や勉強方法などについても解説していますので、できるだけ早く高認に合格したい場合はぜひ参考にしてください。
過去問は文部科学省のホームページで入手可能
高認を実施している文部科学省のホームページには、高認の過去問が約5年分掲載されており、ダウンロードすることができます。試験時間なども同ホームページに明記されているため、まずはここから試験問題と解答を入手するのがおすすめです。文部科学省のホームページを利用する場合、費用はもちろん発生しません。
まずは問題を解き、今の自分のレベルをチェック!
高認の勉強をどう始めようか悩んでいる段階の人は、まず実際の試験時間通りに過去問を一度解いてみましょう。過去問を解いて採点することで、現時点の自分のレベルをチェックすることができます。その結果、各科目で全体4割以上の点数が取れているなら、その教科はほぼ合格と見なすことができます。
高認試験を実施する文部科学省からは、合格点が示されているわけではありませんが、これまでの合格実績から、全体の約4割以上が合格の目安です。また、過去問を解くことで「どのような設問に弱いのかがわかる」というメリットもあります。高認に合格するには、試験を受けるすべての教科で合格点を取らなければなりません。
すべての教科でコンスタントに4割の点数を取れない場合は、以下の項目で紹介する勉強法を実践しましょう。
詳しい解説つきの問題集を手に入れて弱点を克服し、出題傾向を把握
高認は、大学受験や資格試験のような「落とすための試験」ではなく、最終学歴が「中卒」の人に、より明るい未来を選択しやすくするための試験という位置づけです。そのため、試験の出題傾向は毎年ほぼ内容に変化がないのが特徴といえます。過去問を中心に、以下のような内容を意識して反復学習していけば、決して合格は難しくありません。
●なぜ自分が間違えたのか
●どう考えればよかったのか
●どのような出題傾向があるのか など
文部科学省のホームページには、過去問と正解が掲載されています。しかし、詳しい解説は掲載されていないため、自分のレベルにあった問題集の用意が必要です。問題集を選ぶ場合は、「より詳しい解説が載っている」「自分が理解しやすい」といった基準を設けましょう。
その基準に沿って独学しても、内容が難しいと感じる場合は、高認に特化した予備校などを活用し、疑問点をすぐに尋ねられる環境に整えることが大切です。