【高校中退者向け】高認の一部試験免除に際して必要な証明書とは?

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高校に一定期間通学して中退した人が高卒認定試験(以下、高認)を受験する際は、高校に在籍した間に修得した単位をもって一部の科目を免除できます。この試験免除を受けるためには、どのようにしたら良いのでしょうか。

今回は、科目の試験免除制度についてわかりやすく解説し、免除制度を利用する際に必要な「単位修得証明書」と、証明書の発行を依頼する方法などについてまとめました。高認挑戦を考えており、かつて高校に在籍していた人は必ずチェックしてください。



高校で単位を修得していた場合は高認の一部試験が免除される

高認には、以下のようなケースで試験の一部が免除されるケースがあります。

・定められた検定試験などで一定以上の級を取得している
・高認の前身の大検で合格した科目がある
・高校や高等専門学校を中退するまでに1年以上通っていた など

本記事では、高校や高等専門学校で修得した単位がある場合に照準を絞り、高認受験のハードルを下げるためにできることを解説します。高校に一定期間在籍していた人は、このケースに該当するかどうかを下記の項目を参考に、自分の単位修得状況を確認することが大切です。

一部試験の免除を申請するには単位修得証明書の提出が必須

試験の免除を申請するには、中退した高校で修得した単位があるかどうかを確認し、「単位修得証明書」を発行してもらうことが必要です。単位修得証明書を取得することで、当時どのような単位の修得ができていたかの証明ができます。

1年以上高校に在籍して授業を受けていた場合は、単位の修得が見込めますが、高校への入学年などによって修得単位数が異なるため、高認試験の勉強を始める前にチェックしておくのがおすすめです。発行は、中退した高校へ直接依頼し、「直接受け取る」「発送してもらう」などの手続きが必要になります。

発行手数料や発行にかかる日数などは、高校によって異なるため、試験まであまり時間がない場合などは、できるだけ早めに問い合わせするのがおすすめです。

在籍していた高校に証明書を依頼する場合の注意点

中退した高校に「単位修得証明書」の発行を依頼する際は、以下のような点に注意してください。まず、「単位修得証明書」は少なくとも2通取り寄せる必要があります。1通は、自分がどの単位を修得できているかを確認するためのもので、もう1通は受験の申請時に必要なものです。一度開封されたものは、証明書として認められないため注意しましょう。

また、成績情報に関しては、退学後の保管期間が学校ごとに異なるため、卒業後何十年も経過している場合は、保管されていない可能性もあります。そのため、科目免除を前提と思い込まず、最初に確認をしてください。

また、発行された「単位修得証明書」に有効期限が設けられていることもあります。数年前に発行を依頼し、手もとにある証明書をそのまま利用できない場合があるため、この点も注意してください。



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