中卒者が高卒認定試験を受けるメリットとは?TOP3をチェック

「中卒者が高卒認定試験を受けるメリットとは?TOP3をチェック」サムネイル画像

高校進学をあきらめたり、高校を中退したりしてしまった場合、最終的な学歴は「中卒」になります。やむを得ない理由があったにしても、「中卒」という肩書きを背負うことになった以上、その後の人生のさまざまな場面で自分の選択肢が少なくなっていることに気づくかもしれません。

・大学や短大、専門学校への進学をあきらめざるをえなかった
・中卒で就職するのが難しかった
・「中卒」という最終学歴にコンプレックスを抱いてしまった

こういう人におすすめしたいのが高卒認定試験(以下、高認)です。この記事では、中卒の人たちに高認をおすすめする理由として、大きく3つのメリットを挙げています。高認は、自分の現状への不満を打破するきっかけになったり、自分を肯定する鍵になったりするかもしれません。

自分を取り巻く環境を変えて、自分自身への見方を変える第一歩として、ぜひ利用しましょう。

メリット1:高校卒業と同等の学力を有していることを証明できる

高認合格のメリットとして大きいのは、「自分が高校卒業と同等の学力を有していることを証明できる」ということです。最終学歴が「中卒」のまま30代になってしまった人は、「教養がない」というレッテルに悩んでいる場合が多いかもしれません。

しかし、高認を取得すれば、「中卒だけど勉強を続けるだけの向上心があり、相応の学力・教養がある」と第三者にアピールできるのです。また、学歴コンプレックスを抱いてしまっている場合も、コンプレックス解消につながるでしょう。

メリット2:大学・短大や専門学校に進学できる

高認に合格するメリットとしてよく挙げられるのは、「大学や短大、専門学校などへの受験資格が得られる」ということです。中卒で大学や短大、専門学校などに進学したいと思っても、これらの高等教育課程には、高卒という受験資格が定められています。

また、中卒の人が自分なりにコツコツと勉強をし、進学するにふさわしい教養を持っていたとしても、望むところに進学できない可能性もあります。しかし、高認に合格すれば、満18歳の誕生日に高等教育課程への進学資格が付与されることになります。

これらの学校に進学することで、自分の興味・関心をより深めたり、自分の将来に関しての選択肢も広がったりすることが期待できるでしょう。

メリット3:就職に有利に働く

高認合格によるメリットで忘れてはならないのが、「就職するうえで有利になる」ということです。2013年1月に文部科学省が発表した調査結果(高等学校卒業程度認定試験合格者の企業等における扱いに関する調査)では、アンケートに回答した企業の60.3%、自治体の76.6%が高認を認知しています。

また、採用試験で高卒と同様に扱うとしたのは、企業の25.9%、自治体の44.9%にものぼりました。これは、前回の調査よりも増加した数字です。高認合格しても履歴書に「高卒」と記載することはできません。しかし、就職するうえでこれだけの企業・自治体が高認を認知し、高卒と同等に取り扱っていることは、非常に有利に働くことが期待できます。

関連記事

カテゴリー

アーカイブ