高卒認定試験(高認)の出題範囲が広い世界史Bで合格点を取る方法

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大学入試を目標に据えている場合、高卒認定試験では広範囲の世界史Bを勉強しておいた方が有利に働きます。
しかし暗記が多い世界史だからこそ、どのように勉強すべきか悩んだことはありませんか?

今回は世界史Bに焦点を絞り、合格点を取るための勉強法をご紹介します。

世界史Bの出題範囲と問題形式

世界史Bは古代から20世紀後半までが出題範囲に設定されていますが、近年では古代史からの出題割合は低い傾向にあります。

特に出題頻度が多いのは、ヨーロッパ史やアジア史、そして第二次世界大戦以降の時代です。
また、同時期の日本と世界情勢の関係も出題されるため、日本史の知識も少なからず必要といえます。

問題形式は、レポートや会話文の穴埋めや下線部にまつわる設問と、事件を象徴する絵や風刺絵、グラフを基に読み解く問題と、出題がパターン化されています。

範囲の広さをカバーする世界史Bの効率的な勉強法

世界史は範囲が広いとはいえ、勉強法を工夫すれば確実に得点を稼ぐことが可能です。
世界史Bを効率よく勉強するために押さえておきたいポイントは、以下の4つが挙げられます。

各時代の重要事項を優先して覚える

範囲が広いということは言い換えれば、1つの時代や出来事を掘り下げる必要がないということです。
そのため、時代を動かした事件や出来事といった、重要事項を優先して覚えると効率的です。

例えば、戦争に関する宣言や会議、戦争が起こったきっかけ、歴史上に起きた有名な事件など、過去問で出題頻度の高いもの必ずマスターしましょう。

他国の情勢も同時に覚える

「〇〇年に〇〇国でこの事件が起きた」という形ではなく、同時期の他国の情勢も合わせて覚えることがポイントです。

特に日本の歴史に関連付けた問題と、事件や戦争後の各国の情勢は必ず出題されます。
こうした時代背景も一緒に覚えることで、問題への応用力が身に付くでしょう。

また、事件や出来事が起きた場所の位置を、地図上で同時に覚えることも必要です。
そうすることで歴史上の出来事が、どこで、いかにして起きたのかという流れが理解しやすくなります。

写真や絵を関連付ける

写真や絵などの資料を基にした問題が、全体の半分を占めているのが世界史Bの特徴です。

歴史上の出来事を起こした中心人物の写真や、当時の様子を表した風刺絵は出題頻度が高い傾向にあります。
それらの資料と歴史上の事件の詳細を関連付けることで、穴埋めや下線部の問題に加え、人物を選ぶ問題も間違いなく答えられるでしょう。

世界史に興味を持つ

世界史は単なる暗記科目と割り切って勉強するよりも、歴史上に名を残した事件や戦争について興味を向けることも効果的です。

歴史上の人物や史実を題材にした、映画やマンガなどを観たり読んだりすることも1つの方法といえます。
きっかけは何であれ、世界史をもっと知りたいと思うことが、勉強へのモチベーションにつながるでしょう。

暗記する際には目で追うだけでなく、繰り返し書いたり、声に出してみたりすると効果的です。
隙間時間も利用しながら、確実に得点を重ねられるようにしましょう。



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