高認にはプレテストってあるの?事前準備はどう進めればいい?
高校への進学をあきらめたり、高校を中退したりしたあと、高認合格を目指そうと考える人がたくさんいます。しかし、なかには「事前にどう準備すればよいかわからない」「高認用のプレテストを受けたい」など、迷ってしまう人もいるのではないでしょうか。そこで、今回は高認用のプレテストの有無や試験前の準備方法、高認合格への早道などについて解説します。
高認用のプレテストってあるの?
資格試験や大学受験に際して、「プレテスト」と呼ばれるテストが準備されていることがあります。プレテストとは、「事前に受けるテスト」で、その試験独自の試験形式やレベルに即した模擬テストです。プレテストが用意されている試験の場合、自分の実力や得意・不得意な問題など、客観的な成績評価が期待できます。しかし、高認の場合は残念ながらプレテストがありません。
ただし、高認試験のレベルはさほど高いものではないのが実際です。受験者の選択に応じて8~10科目すべてで合格することが高認合格の条件です。試験を実施する文部科学省から合格点が公表されているわけではありませんが、これまでの実績から科目あたり40点以上の点数がとれれば科目合格できるでしょう。
まずは、文部科学省のホームページにある過去問を取り組んでください。時間を計測したうえで実際の試験のようにプレテスト代わりとして利用してみましょう。過去問で何点とれるかによって、事前準備の進め方も変化します。
試験前の事前準備はどう進めればいいの?
先に「高認の試験レベルはさほど高くない」と伝えたように、高認試験の出題範囲は中学校から高校初級レベルの問題です。そのため、主に以下の内容を徹底することが高認合格を目指すうえでの重要ポイントとなります。
・中学校や高校1年生の教科書の内容をよく読み込む
・高認試験に頻出する問題の傾向を知っておく
・高認試験でよく提示される資料問題を読み解く力をつける
など
過去問の傾向や問題レベルを知り、自分の実力を知るために必要なのは過去問です。ただ、間違えた問題について「なぜ間違えたのか」「どういった考え方をするべきだったのか」を知るため、解説が用意されている市販の問題集や解説書などを用意し、何度も繰り返し解くようにしましょう。
高認合格への早道とは?
事前準備として用意した市販の問題集や解説書を利用し、高認合格に向けて一人で勉強することもできます。しかし、「より効率的に勉強を進めたい」「苦手な分野をできるだけ早く克服したい」という人におすすめなのが、通信教育や高認用予備校に通うという方法です。
独学する場合は、自分のやる気に左右されがちで、気軽に相談できる教師や同じ目標をもつ友人がいないため、モチベーションが上がりにくいのがデメリットです。通信教育や高認用予備校の場合、高認に特化した学びや蓄積されてきた知識を得られるのが大きなメリットです。
しかし、自分の好きな時間に勉強できる通信教育は、独学と同様、自分が理解できない部分を人に相談しにくいといったデメリットがあります。その点、高認用予備校では、同じ目標をもつ仲間や気軽に相談できる教師などがいて、勉強へのモチベーションが上がりやすいのが特徴です。
予備校のなかには、学ぶ時間や場所などで融通を利かせてくれる「四谷学院」のような存在もありますので、ぜひ検討してください。