高卒認定試験(高認)の難易度は?

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高認は高校卒業と同等の学力があることが認められる試験です。そのため何らかの事情で高校に行かなかった方や、高校在学中に高認合格を考えている満16歳以上の方が受験可能です。
さて、この高認試験の難易度はどの位なのでしょうか。

高卒認定試験の難易度の目安は?

高認試験の難易度に関してですが、大学入試センター試験よりも易しい問題が出題される傾向にあると言われています。 偏差値に換算しておおむね35~40程度。 高校生の平均学力よりもレベルを下げた問題が出題されるので、さほど難しい試験ではないという事ができます。

出題範囲は高等学校の履修内容1年次~3年次の内容ととらえるべきですが、教養レベルの出題が中心となるようです。

意外に低い?一回の受験での合格率

高認試験を1回の受験で合格できる方の割合は全受験者に対して40%程度と、決して高い合格率とは言えません。簡単な試験とは言われていますが、合格率が低いため、ここで矛盾が生じます。

高認試験は必修6教科14科目の中から8~10科目を選択し受験します。受験生は2日間の試験で最大10科目の試験を受験しなければいけません。1科目は40%以上の正答で合格です。受験したすべての科目で合格ラインをクリアしなければ高認合格とはなりませんので、ここがネックといえるでしょう。

また、教養レベルの出題とはいいますが、範囲も広いため、一夜漬けというようなその場しのぎの勉強法ではなかなか合格できないととらえましょう。

不合格になってしまった場合でもまだチャンスはある?

高等学校卒業程度認定試験は毎年8月と11月の2回試験が行われます。万一不合格となった場合でも、何度でもチャレンジが可能です。 不合格だった試験において、受験科目が合格ラインに達している科目は、次回以降の試験で受験免除がなされます。 次回の試験では、免除科目以外の受験科目で試験を受けることができるので、試験勉強もしやすくなります。一発合格を目指すことは良い事ですが、何度でも受験は可能ですので長期的な計画を立てて合格を目指していくことも良いでしょう。

高認試験は、高等学校に行かずとも大学進学を目指す方や、同等の学力があることを証明するための大事な試験です。 年2回のチャンスがあるため、計画を立ててコツコツと勉強をしていきましょう。 難易度は低いと言われていますが、受験科目が多いのがネックです。長期的な計画によって合格を目指していきましょう。



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