高卒認定試験の合格発表は2種類!「科目合格」なら次はこうする!

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高卒認定試験(高等学校卒業程度認定試験、以下、高認)は年に2回実施され、その合否は郵送されることになっています。高認は、その試験科目が8~10科目と多いのが特徴ですが、受験したすべての科目で合格基準を満たせなかった場合でも、科目ごとに合格したとみなされる「科目合格」という制度があります。

ここでは、高認の「科目合格」について詳しくお伝えするとともに、いくつかの教科で「科目合格」した場合の対処法について分かりやすく解説します。

高認試験に科目合格することも

高認では全6教科のうち、8~10科目を選択し受験することになります。マークシート方式の試験で、それぞれの科目ごとに合格基準を満たすことが合格の条件です。試験の目的は、「基礎学力」の有無を判定するためのものであり、合格者の定員が決まっているわけではありません。

合格ラインとなる数字は発表されていませんが、毎年、40%程度が合格しています。傾向から判断すると、100点満点中40点程度とれれば合格できるようです。高認の「合格」には、すべての科目で合格基準を満たした場合の「合格」と、科目ごとに合格基準を満たした場合の「科目合格」があり、試験後に合否の結果が郵送されます。

科目合格できれば次の試験では免除される

「科目合格」していた場合、次回以降の試験では、その科目を受けなおす必要がありません。その後、何度試験を受けたとしても、「科目合格」した科目はすべて免除されます。つまり、たとえ1科目ずつであったとしても、試験ごとに「合格」の数を増やしていけば、試験範囲はどんどん狭まるということになります。

苦手な科目があった場合でも、一つずつの科目をクリアしていくことで、苦手科目に力を注げるようになります。反対に、得意な科目で一定の技能審査(検定試験)に合格していれば、高認での合格要件を満たす場合もあるでしょう。

例えば、以下のような資格を取得している場合は、所定の手続きで科目免除を申請できますので、事前にチェックしておきましょう。

・実用英語技能検定(準2級以上)
・全商英語検定試験(2級以上)
・国際連合公用語英語検定試験(C級以上)
・実用数学技能検定(2級以上)など

高認試験を合格する条件とは

高認を「合格」する条件は、6教科のうち8~10科目で「科目合格」、もしくは免除される条件を満たすことです。試験を受ける回数に制限が設けられていないため、何度受験しても構いません。全科目の合格率は毎年40%前後ですが、一部科目合格率は80%前後となっています。

つまり、少なくとも1科目に合格している人が毎回8割以上いるわけですから、決して狭き門ではありません。1科目ずつでも着実に合格を積み重ね、すべての科目での合格を目指していきましょう。ただし、すべての科目に合格したとしても、満18歳の誕生日を迎えなければ大学受験の条件を満たすことはできませんのでご注意ください。

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