高卒認定試験(高認)地学基礎の出題範囲と過去問を使った勉強法

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高卒認定試験の理科教科の選択科目は、地学基礎、生物基礎、化学基礎、物理基礎の4科目が存在します。
今回は4科目の中で点数が取りやすいといわれる、地学基礎の出題範囲と、過去問を使った効率的な勉強法についてご紹介します。

基礎地学の出題範囲と傾向とは?

高卒認定試験の理科系科目は「人間と科学」を選択する場合は4科目の内の1つ、選択しない場合は4科目のうち3科目を受験する必要があります。
大問が5つあり、各1問につき5点×4問の20点という構成で、天気や地震、火山、地層、太陽系惑星や銀河系といった、「地球と宇宙」に関する内容が問われます。

地球上で起こる身近な現象が出題されるので、親しみやすく覚えやすいので比較的点数が取りやすいといわれています。
地球と宇宙という広いテーマであるが故に、出題範囲がとても広いのが地学基礎の特徴です。

つまり、1回の試験ですべての分野を出題できず、年度と回数によって「出題される分野が固定されていない」のが他の教科との大きな違いです。
また平成27年度の試験から、「計算問題」と図や写真から「考察する」問題が追加され、以前と比べて難易度がやや高くなっている傾向があります。

過去問を使った基礎地学の勉強法とは?

出題範囲が広く、また出題される範囲がランダムで特定できない基礎地学は、すべての分野を「まんべんなく」勉強しなければなりません。

しかし、手当たり次第にすべての分野を勉強しようと思っても、範囲が広すぎて手に負えなくなってしまいます。
そこで、地学基礎を勉強する場合、過去問を使うことで効率的に習得できるのです。

・苦手な分野を優先する

過去問の数年間分を解いてみると、全く解けない、または苦手と感じる分野が浮き彫りになるはずです。
言い換えれば、過去問を解いた時点で解ける分野は、当日の試験でも正解できる実力がすでに備わっている証拠といえます。

解けなかった苦手な分野を優先的に勉強することで、必然的にすべての分野を攻略することができます。
また、苦手は分野を習得するためには、教科書の内容を復習してから問題集に以降するようにしましょう。

・出題頻度の高い分野の勉強は必須

すべての分野をまんべんなく勉強することに加え、出題頻度が特に高い分野の勉強は重点的にやっておきましょう。
平成26~28年の試験問題の中で「3回以上」出題されたことがある、出題頻度が高いといえる分野は次の5つです。

・太陽
・太陽系の惑星
・銀河系
・宇宙の誕生
・地球の歴史

これらの分野で得点が取れるように勉強しておくと、どれが出題されても対応できるようになります。
また、地学基礎は範囲が広いものの、問題の難易度はそれほど高くありません。

教科書に載っている基本さえ理解していれば解ける問題なので、教科書と過去問題集を上手に使い分けながら勉強することをおすすめします。



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