高認の受験料はいくら?高認のお金について解説
高等学校卒業程度認定試験(以下、高認)では受験料以外にもお金がかかります。例えば、高認に挑戦するには受験勉強が必要になるため、予備校に通えば授業料が必要になります。また、独学でも参考書代がかかるでしょう。高認受験に「まつわるお金」について解説します。
高認の受験料
受験料は2020年2月現在、次のようになっています。
7科目以上受験:8,500円
4~6科目受験:6,500円
3科目以下受験:4,500円
高認の受験料が科目数によって異なるのは、受験科目数が最大10科目と多いことと、1科目でも受験できるからです。ただ、1科目でも10科目でも同じ料金では、適正とはいえません。受験者の金銭的な負担を減らすために、科目数ごとに料金が設定されているわけです。
高認は8~10科目のすべてに合格して初めて「高認合格」となります。受験科目数が8~10科目になっているのは、選択によって科目数が変わるからです。また高認は、1回の試験で全科目合格する必要はありません。1回の試験で5科目合格し、次の試験で残りの5科目に合格しても「高認合格」になります。一度合格した科目は、次の試験で受ける必要はありません。
ただ、受験料は「7科目以上受験:8,500円」「4~6科目受験:6,500円」となっているので、1回で10科目合格すれば8,500円で済みますが、5科目ずつ2回にわけて合格すると13,000円(=6,500円×2回)かかってしまいます。
あえて「一発合格」を目指さないのであれば
一発合格する自信がない人は、お金のことを考えるのであれば、最初から複数回受験するつもりでいたほうがよいでしょう。例えば、1回の試験で10科目に挑戦すると8,500円かかりますが、その結果、6科目合格、4科目不合格になれば、次の試験で4科目だけ受験しなければなりません。4科目の受験料は6,500円(4~6科目以下)になります。この受け方では、総額15,000円(=8,500円+6,500円)かかります。
しかし、最初から5科目ずつ、2回にわけて受験すると決めて、実際に2回で全科目に合格すれば、総額13,000円(=6,500円×2)で済みます。
受験勉強にかかるお金
高認に挑戦するために必要なお金は、受験料以外にも発生します。例えば、予備校に通うと授業料が65万~80万円ほどかかります。通信講座でも25万~35万円ほどかかります。独学する場合も、高校の教科書や高認専用の参考書、問題集をそろえる必要があります。高認の参考書は1科目(1冊)2,000円ほどするので、総額は数万円になります。
まとめ
受験勉強にもお金がかかります。「確実に」かつ「短期間で」高認合格を目指すのであれば、予備校に通ったり、通信講座を受けたりしたほうがよいでしょう。独学で勉強する場合も、1科目につき、教科書、参考書、問題集の3冊用意することをおすすめします。