【高認】中学時代に生物が超苦手だった人へ

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高等学校卒業程度認定試験(以下、高認)では、理科を2科目または3科目選択しなければなりません。中学生のときに生物を苦手にしていた人でも、高認で生物基礎の選択を迫られることが考えられます。そこで「生物を超苦手にする人向けの生物基礎攻略法」を紹介します。

生物基礎の勉強は3つに注意するだけ

高認の生物基礎で合格点を取るには、次の3点をしっかり守ってください。

・6項目の基礎中の基礎を徹底的に押さえる
・項目の数である「6」を「少ない」と思う
・「幅を広げる」が「深掘りしない」

ポイントは、この「3つしかしないこと」です。この3つは、とても簡単なことですが、つい、6項目の一部を抜かしたり、興味のある項目だけを深掘りしてしまったりしてしまう人がいます。そのような人は、しっかり勉強しているのに不合格になってしまうかもしれません。それくらい、この3項目は重要なので、ひとつずつみていきましょう。

生物基礎の6項目とは

文部科学省は高等学校学習指導要領で、生物基礎の学習分野として次の6項目を挙げています。

1、生物の特徴

生物の特徴

2、遺伝子とその働き

3、神経系と内分泌系による調節

ヒトの体の調節

4、免疫

5、植生と遷移

生物の多様性と生態系

6、生態系とその保全

1と2は「生物の特徴」というくくりになります。3と4は「ヒトの体の調節」で、5と6は「生物の多様性と生態系」でくくられます。

生物基礎の勉強を本格的に始める前に、この6項目について教科書をみながら、「要するに何を学ぶのか」を、100~150字でまとめてみてください。わからないところは飛ばして構いません。教科書を読んでわかるところだけを抜き出して、つないでみてください。

6項目すべてで「まとめ」作業をしてから、本格的に学習していってください。

気持ちで負けないように

コップに、ジュースが半分だけ入っていたとします。これを見て、「半分もある」と思うか、「半分しかない」と思うかで、生活の楽しさが違ってきます。高認の生物基礎の勉強も同じです。「6項目も学習しなければならないのか」と思うと、勉強がつらくなります。ぜひ「なんだ、6項目をやれば生物の勉強が終わるのか」と、ポジティブに考えてください。

基本は教科書でよい

高認の生物基礎に挑戦するには、1)高校の教科書、2)高認用の生物の参考書、3)高認用の生物の問題集の3冊を用意する必要があります。参考書と問題集は、必ず高認用のものを買ってください。

3冊必要ですが、メインで使うのは、教科書だけです。6項目について、教科書を中心に学んでいってください。教科書の説明だけでは、どうしても理解できないとき「だけ」、参考書を開いてください。そして、教科書の内容を記憶できているかどうかを知るために、問題集を解きます。問題集で解けない問題があったら、教科書に戻ってください。

なぜ深掘りが不要なのか

高認の生物基礎の勉強では「サクサク進める」ことを意識してください。勉強は、普通は深掘りが必要なのですが、「高認の生物基礎の対策」では、深掘りする勉強の時間を、幅を広げる勉強に使ってください。高認の生物基礎では、基礎問題しか出ないからです。その代わり、6項目から「まんべんなく」出題されるのです。

まとめ

高認の生物基礎は難しくありません。生物を超苦手にしている人は「難しくない」と言われても信じられないと思います。しかし、まず、6項目の「100~150字要約」をしてみてください。これをやり遂げると、生物基礎の全体像が見えてきて、「なるほど、あとは1項目ずつ教科書を読んでいけばいいんだな」と思えるはずです。高認の生物は、あきらめなければ、必ず「うん、簡単だ」と思えるはずです。

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