高卒認定試験(高認)の英語で難易度が高い長文問題の対策法
高卒認定試験(以下高認)の英語試験で、最も難解な問題といえるのが長文読解問題でしょう。
英語が得意な人なら問題なく解けますが、苦手な人は長文を見ただけで圧倒されてしまうはずです。
しかし、長文問題は効率的な解き方さえ知っていれば、苦手意識を克服することが可能になります。
長文問題の苦手意識をなくす方法
長文問題に対して苦手意識がある場合、まずはその意識を変えることからはじめましょう。
短めの文章問題からはじめる
まず、英語の勉強をほとんどしていない場合、短めの文章を使った練習問題からはじめることがポイントです。
どんなに簡単なレベルの問題でもいいので、正解できたことの成功体験が、英文への苦手意識をなくすことに役立ちます。
過去問などで演習を重ねる
長文問題対策は問題を解く回数を増やすことで、問題文を読み解くコツを覚えることができます。
例えば、知らない単語があったとしても、文脈さえ掴むことができれば、内容を理解することは可能です。
そのレベルに達するには、数年分の過去問を解く演習をひたすらこなすことが重要です。
高認の英語は時間配分が重要
高認の試験時間は50分、そして英語は全27問と、一見すると余裕を持って解ける内容だと思われがちです。
しかし、高認の英語の試験問題は、文章を組み立てる問題や、会話文に適した文章を選ぶ問題などが出題されます。
前半の問題を解答するのに時間を使った場合、長文問題のすべてに目を通してしまうと、時間が足りなくなることもあるのです。
「見直し時間」を含めて解答する時間配分が必要になるため、長文問題をいかに効率的に解けるかが、合格を左右するといえます。
長文問題をより効率的に解く方法
次に挙げるポイントを実践すると、長文問題に使う時間を節約することができます。
大問6の1問目は問題文を読まずに解ける
大問6の問題文はそれほど多くないものの、グラフや表を含めた内容が問われるのが特徴です。
最初の問題は「According to the tables(graph),which of the following is true?」という出題になっています。
つまり、その問題は表やグラフから読み解くだけで解答できるので、問題文を読む必要はありません。
40点の合格ラインに近付けるためにも、この1問目は確実に押さえておくべき問題といえるでしょう。
また、大問6の2、3問目は本文と資料の内容が問われるため、問題文を読んでから解答するのが効率的です。
問7は選択肢を先に確認する
高認の英語試験問題の大問7は、選択肢は文章に書かれている内容が問われます。
このときは選択肢の内容を読んでから問題文を読むことで、選択肢にある内容を探すことで、解答を導き出すことができます。
つまり、1問目の正解が分かり次第、その次の問題文を読めばいいので、最初から最後まですべて読まなくても問題ないのです。
また、長文の上から順の内容が出題されるため、1問目が終わったら、2問目はその続きから読めばいいので効率的に解答できます。