高卒認定試験は独学で可能?参考書を使った勉強法や他の選択肢も解説

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何かしらの理由で高校を中退した人や、進学自体をあきらめたけれど、専門学校進学・大学進学・就職に有利な資格取得などを視野に入れて高卒認定試験(以下、高認)合格を目指している人もいるかもしれません。ただ、「どう勉強をすればよいのかがわからない」「独学で合格できるのか」と悩んでしまい、受験に踏み切れない場合はこの記事をご一読ください。

高認は、独学でも十分に合格可能です。ここでは、独学するうえでぜひ知っておきたい「勉強する環境づくり」「参考書選び」などについて解説しています。何が何でも高認に合格したい場合は、独学以外の選択肢を検討してもよいでしょう。高認合格を機に、さまざまなことに前向きにチャレンジする姿勢を手に入れましょう。

まずは机に向かう姿勢と体力づくり

高認は、落とすための試験ではないことをしっかりと押さえておきましょう。各科目100点満点の中で合格ラインは、40点前後だとされています。また、試験はすべて4択のマークシート方式です。各科目で合格することはさほど難しくありませんが、高認の科目数は最低でも8つ。

そのすべてに合格しなければならないため、コツコツと地道に勉強することと勉強するための体力づくりが必要です。勉強から離れていた時間が長ければ長いほど、勉強する姿勢も体力もなくなってしまっています。「いざ勉強しようとしても、15分で限界だった」という人もいるかもしれません。

そのため、最初から無理な勉強計画を立てて挫折することがないようにしましょう。最初は、15~20分程度からのスタートだと割り切ることも重要です。さらに、規則正しい生活を心がけて、勉強する体力を取り戻すことが大切になってきます。

自分に合う参考書を選び、何度も繰り返して学ぶこと

毎日少しずつでも勉強する習慣ができれば、本格的な勉強をスタートさせましょう。ここで、大切になるのが、自分に合う参考書選びです。高認の難易度は、毎年の出題傾向が似ているため、決して難しくはありません。しかし、何の対策も練らずに合格できるものでもないのです。

まずは文部科学省のホームページで過去問を手に入れ、いくつか解いてみて、「自分ができるところ」「できないところ」を把握することから始めましょう。最初から合格ラインを取れる科目については、さほどあせらなくても大丈夫です。

「合格ラインに届かない」「まったく手が出ない」というものがあれば、市販されている高認専用の参考書の中から、自分が「とっつきやすいと感じるもの」「わかりやすく解説している」と思うものを選ぶことが大切です。

例えば、「写真やイラストが多用されている」「解説が丁寧」という視点で選ぶのがよいでしょう。自分に合う参考書を手に入れたら、以下のようなポイントを押さえておくことが重要です。

・何度も繰り返して解く
・毎年同じような問題が出ているため、過去問の傾向を知って問題に慣れる
・何を問われているのかを理解する
・しっかり暗記する

勉強に煮詰まったり集中できない場合は別の対策も

規則正しい生活リズムがなかなか整わなかったり、ある単元でつまずいたのを機に勉強に身が入りにくくなったりするということもあります。こういう場合は、独学にこだわりすぎないことも大切です。世の中には、高認受験を専門にした通学の予備校や通信制予備校、オンライン講座などがあります。

仕事の都合などで通学が難しい人でも、好きな時間に受講できる学校を選べば、短時間で効率よく勉強できるでしょう。短期間で効率よく勉強する選択肢の一つとして検討してみてください。

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