調理師免許取得は中卒者でも大丈夫!調理師への道を解説します

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中卒者のなかで「将来、調理師として活躍したい」「調理師免許を取りたい」と考えている人はいませんか?高校を中退したり進学をあきらめたりした場合、「調理師免許は受験できないのでは?」と感じている人もいるかもしれません。しかし、実際は最終学歴が「中卒」でも調理師を目指すことが可能です。

本記事では、調理師を夢見る人に向けて、調理師になるための2通りの方法をわかりやすく解説しています。調理師免許を取得するメリットも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。



調理師になるには大きく2通りの方法が

調理師は、食材の栄養や安全性、正しい調理法など、食に関するさまざまな知識と技術を持つ調理のプロです。調理師になるためには、国家資格となる「調理師免許」を取得する必要があります。では、調理師免許を取得するにはどんな方法があるのでしょうか。調理師になる方法は、大きく以下の2つがあります。

・各都道府県が指定する調理師学校(養成施設)を卒業すること
・飲食店などで2年以上調理の実務経験を積み、調理師試験に合格すること

勉強に費やせる時間や学費に余裕がある場合は、各都道府県が指定している調理師学校などの養成施設で単位を取得し、卒業するのがよいでしょう。なぜなら、調理師試験を受験せずとも調理師免許取得が可能だからです。

また、「すでに勤めていて時間的な余裕がない」「学校に通う費用が捻出できず養成施設へ入学できない」といった場合は、飲食店などで2年以上の調理の実務経験を積み、調理師試験に挑む必要があります。

調理師試験は中学校卒業以上であれば受験可能

調理師試験の受験資格は、原則中学校卒業以上、かつ2年以上の調理の実務経験を証明できることです。つまり、高校を退学したり進学をあきらめたりして調理師を目指す場合でも、もちろん受験できます。調理師試験の科目は、「調理理論」「食品衛生学」「公衆衛生学」「栄養学」「食品学」「食文化概論」の6つで、すべての試験が4肢択一のマークシート方式(全60問)です。

実技や実習などはありません。「調理師として必要な知識」の有無を確認することが目的の試験であるため、すべての合計で原則6割以上の点数が取れれば合格できるのが特徴です。ただし、平均点を極端に下回るような科目が1つでもあると不合格になるため、注意しましょう。受験料については各都道府県が定めているため、各都道府県に直接お問い合わせください。

調理師免許を取得するとどんなメリットがある?

料理人になる場合、調理師免許の取得は必須ではありません。では、調理師免許を取得することでどんなメリットがあるのでしょうか。まず、就職する際に無資格者よりも有利となる点が挙げられます。また、企業のなかには調理師免許を持っていることで無資格者よりも給与設定が高くなるケースもあるでしょう。さらに、料理人としての知識に信頼を置いてもらえるといったメリットもあります。

これまでも述べてきたように、調理師免許取得は学歴が重視されず、経験が求められる傾向です。もちろん、実務上は職場でのコミュニケーションや一般常識といった点もある程度は求められます。最終学歴が中卒で調理師を目指している場合は、高校で学べなかった知識を深めるためにも高卒認定試験の合格を目指してみてはいかがでしょうか。



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