高校を中退した人は大学受験できない?大学入学資格について徹底解説

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「高校に入学したものの友人関係に悩んで不登校になり、中退した」「高校在学時に勉強する意味を見いだせなくなった」など、最終学歴が中卒だけど「大学や短大で専門的に学びたい」という人もいるかもしれません。高校を中退した人が大学や短大に入学することは可能なのでしょうか。

ここでは、大学・短大の入学資格について解説するとともに、高校中退者が大学に入学する方法をわかりやすく紹介しています。ぜひ参考にしてくださいね。

大学に入学するのには条件がある

実は、大学や短大に入学するには、それなりの条件があります。大学・短大の入学資格が得られるのは、以下のような人です。

・高校(もしくは中等教育学校)を卒業した人
・特別支援学校もしくは高等専門学校の3年次を修了した人
・外国で12年の学校教育課程を修了した人
・外国で12年の学校教育課程相当の学力認定試験に合格した18歳以上の人など

高校と同等と認定された在外教育施設の課程を修了した場合や、外国の大学入学資格を得ている場合などにも、大学・短大の入学資格が認められることになっています。

高校を中退した場合は大学を受験できない?

では、高校中退者には、大学・短大の受験資格を得る方法はないのでしょうか。実は、高校中退者が大学・短大を受ける場合の救済策として、「高等学校卒業程度認定試験(以下、高認)」と呼ばれる試験があります。高認は、文部科学省が実施している国家試験です。高認に合格すれば、高校卒業者と同等以上の学力があると認められ、大学・短大の受験資格を手にすることができます。

高認の受験資格は、受験しようとする試験日の年度終わりまでに満16歳以上であること。つまり、その年度内に満16歳以上になるのであれば、誰でも受験できます。高校を中退した人ももちろんその対象です。高校中退後、何十年かたっている場合でも受験できます。

ただし、満16歳、17歳で高認に合格した場合でも、高認合格者として認められるのは「満18歳に達した日の翌日」からです。つまり、満18歳にならない限り、大学・短大の入学資格を得ることはできませんのでご注意ください。



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