高卒認定試験(高認)の受験・合格するメリット

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高認受験を決めた方は、どのような目的を持って受験を決定されたのでしょうか。
今の自分に必要な資格だから?
それとも、自分の未来のため?
過去に合格を決めた方や現在受験勉強を頑張っている方はどのような理由から高認受験を考えたのでしょうか。
メリット等も含めてまとめました。

高認試験の受験者はどんな目的・目標をもって受けている?

高認試験に合格することで国から「高校卒業程度と同等の学力を有している」事が認められます。
この認定を受けるために中卒生や高校中退された方が受験を試みます。
では、どのような目的を持って受験に臨んでいるのでしょうか。

中卒だけど、教養があることを認めてもらいたい

大人世代の方に多い理由ですが、さまざまな事情から高校へいけなかったけれど、教養があることを認めてほしいという理由から受験される方も見られます。
高認を取得することで「高校卒業程度の学力」があることを認めてもらうことができます。
「中卒だけど、学力はある・勉強を続ける心や向上心を持っている」ことをアピールすることが可能です。
家族に対する学歴コンプレックスを解消したい方が受験することもあります。

大学や専修学校への入学資格が欲しい

一番多いのが高等教育課程の入学資格を得たいという理由です。
16歳から高認試験を受験することができます。
18歳未満で合格した場合は、18歳の誕生日をもって「高認合格資格=大学入学資格」が付与されます。
早期に高認に合格し、難関大学入学のための受験勉強に時間を充てたいと考える方も少なくありません。
高認合格からの大学生活を送っている方もたくさんいます。
学力的に一般入試は難しいと考えていても、社会人枠やAO入試などバラエティーに富んだ入試方法がありますので、そういった制度を利用して入学することも一案です。

高校生活の3年間を自分の「目標達成」のために専念したい

スポーツや芸能などに集中し、高校生活に相当する3年間という時間を「自分の目標のために使いたい」という考え方もあります。
スポンサーをつけて海外遠征を重ねる方や、中にはプロとして仕事をされている方も存在します。
学校へ通う時間をスポーツ選手としての強化練習や仕事、芸能のためのレッスンにあてて、夜は勉強というスタイルを取る方も少なくありません。

高認を取得することで、スポーツに強い大学や、芸能との両立に理解がある大学への入学のチャンスが得られます。
十代後半の時期は体の成長も進み、気力もみなぎる時期です。
才能を開花させ能力を高めるには適切な時期ですので、高校生活よりも「自分自身の目標」を優先させる方も増えています。

高認試験に合格するメリットとは?

高認試験に合格することで生まれるメリットがいくつかあります。
このところの風潮となりつつある「義務教育は終了しているけれど、高校までは卒業すべきである」という流れを汲んで、高認は「相応の学力や教養があることをアピールできる」資格となります。
30代以降で取得した場合、自分自身のコンプレックスを解消するほか、第三者に「勉強を続ける向上心」を認めてもらいやすいところにあるでしょう。

また、大学の入学資格が得られることも大きなメリットとなります。
就職をするにも大学卒業程度の学歴が求められることがありますし、教員免許など大学に在学することで取得できる資格もあります。
大学や短大、専修学校を卒業すると収入や優遇面で大きな変化が生まれ、地位向上にもつながります。 高認取得で人生を実りあるものに変えてくれる可能性を秘めているととらえましょう。

高認試験を受験するメリットは、進学の道が開けることや、自分自身の学歴コンプレックスを解消するところにあります。
ただ高認を取得するだけでは意味がありません。
目的や目標を持って取り組むことが大切です。



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