どうやって学ぶ?高卒認定試験(高認)の合理的な勉強方法

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高卒認定試験(高認)のハードルは低いと言われていますが、1回の受験で8~10科目の試験を受けなければいけないことを考えると、「無理かも」とあきらめモードに入る方もいるのではないでしょうか。
でも、合理的な勉強方法を知ることで、仕事をしながら高認取得を目指す方や1回の試験で合格を目指す方でも効率よく勉強を進めることができます。
では、どのように勉強を進めるのが、効率的で理にかなった勉強法となるのでしょうか。

高認試験の主な勉強方法とその特徴

高認取得に向けた勉強法としてみなさんはどのような方法を選んでいますか?
多くの方が選ぶ勉強方法の特徴とメリットをまとめました。

【独学】

文字通り自分自身で学習参考書を利用して勉強する方法です。
ある程度学習の基礎ができている方であれば大成する学習方法ですが、問題の応用や、文法・語彙など、深く掘り下げが必要な部分には触れにくいデメリットがあります。

【個別指導】

家庭教師や学習塾の講師が、マンツーマンで学習指導にあたります。「できないところ」をできるまで詳しく指導してくれるメリットがあります。二人三脚で合格に向けた勉強ができる心強さもあります。

【通信教育・通信制高校】

送付されたテキストを解く、ネットやテレビで放送されている講義を視聴することで理解を深めることができます。
特に通信制高校の高認コースや科目履修生コースを利用することで、家にいながら高認試験の科目免除につながる単位取得が目指せます。

【予備校・通信制、単位制高校】

予備校や通信制高校のスクーリング会場へ通学し勉強を行う方法です。
年齢が近い仲間と高認合格へ向けて切磋琢磨することができますし、仲間とともに過去問を多く解くなど本番さながらのトレーニングができるため、試験の際に落ち着いて取り組めるメリットがあります。

予備校や私学などは受講料や学費が高いことがあります。 勉強のしやすさ、取り組みやすさなどそれぞれの勉強方法で違いがあります。 費用面の問題や、コミュニケーションの得手・不得手などによって、勉強する方それぞれにぴったりの勉強法があります。

効率的・合理的な勉強をするにはどうしたらいいか

高認の科目合格ラインは40点(4割正答)と考えられています。
10問の設問があるうち、4問正解すれば合格です。
そう考えるとハードルが低いとも思える試験ですが、なかなか要点を抑えることができないという方が多いのも高認の特徴です。

試験全般に言えることですが、全問正解ではなく40点を確実に取ることを目指す勉強を行う考え方もあります。受験範囲に対して広く・浅く勉強するといった方法を取るとよいでしょう。

また、受験科目の選び方も大切です。社会科の日本史や世界史等を選択する場合、基本から発展させた設問が多いため、受験範囲が広くなるB分野を選択するよりも、基本的な事柄を主に問うA分野を選択することがポイントです。
予備校などでは、A分野に絞ってクラスを開講していることが多いのが特徴です。

費用面と時間に余裕がある場合は、予備校で高認に特化した勉強をすることと併用して、科目履修生としてスクーリングに通うこともおすすめします。
短期集中でスクーリングに通うことで単位が取得できます。
単位取得をすることで、高認受験で科目免除が認められますので、試験本番では試験科目を減らすことができます。


このような勉強の仕方を取り入れることで、短期間で効率よく合格に向けた力を身につけることが可能です。
効率よく高認取得に向けた勉強を行うには、自分に合った勉強法を選ぶことが大切です。
また、受験科目の選択といった攻略法も必要になるでしょう。
受験準備期間をフルに生かして、科目履修生として単位取得を試みることも短期合格・合理的な勉強法の一つですので検討してみましょう。



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