中卒でサラリーマンになるのは大変!?中卒で働くデメリット

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最終学歴が「中卒」のまま社会に出ると、就職活動がうまくいかなかったり、せっかく会社で働き始めても昇給・昇進が思うようにならなかったりするなど、厳しい現実が待っています。中卒者のなかには、「早くサラリーマンになってバリバリ仕事をがんばりたい」という方もいるでしょう。ただ、中卒の場合、就職する会社の選択肢も狭くなってしまうのが事実です。

ここでは、中卒でサラリーマンとして働くメリット、デメリットをまとめてご紹介します。

中卒でサラリーマンになったら…

中卒でサラリーマンになることは可能です。ただし、安定した働き方ができて、ボーナスや昇給・昇進も見込める正社員になれるかというと、そう簡単ではありません。厚生労働省の「平成30年若年者雇用実態調査の概況」によると、2018年における各学歴の正社員率は以下の通りです。

最終学歴

正社員の割合

中卒

35.4%

高卒

56.3%

大卒

80.9%

大学院修了

84.3%

中卒の正社員率は35.4%で、高卒56.3%、大卒80.9%と学歴が上がるにつれて正社員の割合も上がっていくことがうかがえます。この結果からも、中卒で正社員になることの難しさがわかるのではないでしょうか。

中卒サラリーマンの3人に2人は、正社員以外の契約社員やパート社員といった不安定な働き方をしていることになります。

中卒社会人のメリット・デメリット

中卒でサラリーマンになれば、高卒や大卒より早く社会に出て働くことができるため、経験やスキルを積んで実力を発揮していける点はメリットです。会社のなかでは、後から入社した高卒者・中卒者の先輩になり、現場を知っている人材として認められるかもしれません。

一方で、高校への進学率は2020年度に98.8%(通信制を含む)を記録するなど、日本人のほとんどが高卒です。以前ほど学歴は重視されないとはいえ、中卒と高卒の間には大きな差があります。高卒や大卒以上の学歴がなければ、採用試験も受けられない企業が多い点はデメリットです。

学歴があるとサラリーマンで働きやすい

学歴社会が続く日本では、社会でより活躍するためにも高卒以上の学歴は欲しいところです。ただし、高校卒業の資格を得るには、高校に通ったり通信制を受けたりして時間をかけないといけません。しかし、高卒認定試験なら、高校を卒業しなくても高校卒業と同じ程度の学力があると認められるため、就職が有利になったり、資格試験に活用できたりするなど、選択肢を広げることが可能です。

また、高卒認定試験に合格すれば、大学や短大、専門学校への受験資格も手にできるため、大卒などの学歴を目指すこともできます。

まとめ

中卒でサラリーマンとして活躍しようとしても、就職活動やキャリアアップで壁に当たってしまうことが少なくありません。何らかの事情で高校に進学できなかったり、高校を中退したりした方でも、高卒認定試験にチャレンジすれば、サラリーマンで働くときにも有利になるでしょう。



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