【高認合格ナビ】【高校中退後の進路に悩む人必見】専門学校に進学するにはどうすればいい？

「高校中退だけど、専門学校への進学を検討している」「中退後の進路として専門学校を考えているが、具体的な方法がわからない」といった人はいないでしょうか。今回は、そんな人に向けて、専門学校に進学するための条件や専門学校と高等専修学校の違いについて解説します。

学歴が「中卒」であることへの風当たりの強さを知って先々が不安な人も、具体的な方法を知れば、前に進むことができるはずです。より明るい未来を切り拓くためのヒントとして、本記事を参考にしてください。

専門学校ってそもそもどんなところ？

「専門学校への進学を検討しているが専門学校の定義がわからない」という人も少なくないでしょう。専門学校は、法律上、専門課程を持つ専修学校（1年以上の修業年限があり、常時40名以上が在籍している教育施設）のこと。

学ぶ期間としては1～4年制まであり、大学と同様、高等教育機関の一つです。「実践的な職業教育」を受けることがその目的で、工業や農業、医療、衛生、教育・社会福祉、職業実務、服飾・家政、文化・教育の8分野に分かれています。

専門学校は、実務的な知識・技能が身につき、卒業時に関連資格を取得できたり、関連資格の受験資格を得たりできることがメリットです。社会で即戦力となれる実力をつけ、社会人として自立するための基本的なマナーを学ぶ場としても人気です。

高校を中退しても専門学校に進学できる？

高校を中退した人の最終学歴は「中卒」です。専門学校の入学資格には、「高校または高等専修学校（3年生以上）卒業以上」と定められているため、高校を中退したままでは専門学校に入学することができません。

ただし、専門学校の中には、専門課程とともに高等課程を持つものもあります。高等課程のある専門学校の場合は、高校中退（最終学歴：中卒）でも入学することができるため、「自分が学びたい専門学校がどのような課程を持つのか」を事前に確認しておきましょう。

高校中退から専門学校に進学するために必要なことって何？

先述したように、高校中退から高等課程のない専門学校へ進学する場合、「高校または高等専修学校（3年生以上）卒業以上」という条件を満たさないと入学資格が得られません。しかし、高校もしくは高等専修学校を卒業する以外にも、専門学校に入学する方法があります。

これが、高等学校卒業程度認定試験（以下、高認）に合格するということ。高認は、文部科学省が実施している国家試験の一つです。高認に合格すると「高等学校を卒業した者と同等以上の学力がある」と認められることになります。

全日制高校への再入学・編入は、なかなか困難な道です。しかし、定時制高校・通信制高校で高卒の資格を得たり、高認合格で高卒と同等以上の学力があると認められたりすれば、専門学校を受験することができます。

受験資格を得るために「どれだけの時間を割けるのか」「どのぐらいの費用をかけられるのか」を考え、より効率がよい方法、自分に向いた方法を選ぶようにしましょう。