高校を中退しても再入学できます

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高校を中退した人で、「辞めなければよかった」と後悔している人は、高校の再入学を検討してみてはいかがでしょうか。中退を決めたとき周りの人たちから「高校ぐらいは出ておいたほうがよい」と言われたと思います。そして、実際に中退してみて、そのとおりだと感じているのであれば、行動に移しましょう。高校再入学は早いほうがいいので、すぐに行動しましょう。

全日制に期待しすぎないように

再入学の理想は、全日制の高校に入り直すことですが、これは簡単ではありません。しかし、まれに、全日制の高校が中退者を対象に募集をかけることがあるので、まずは高校や教育委員会に問い合わせてみましょう。そして、全日制高校への再入学では学力試験が課せられるので「高校受験の勉強」を進めておいてください。

通信制を検討する

全日制にこだわらなければ、再入学の道はそれほど難しくはありません。そのひとつが通信制高校です。通信制高校は、普段は自宅で学習して、年に数回、もしくは週に1回程度、高校に行く仕組みになっています。通信制高校は、そもそも高校に行かなかった人や中退者を対象にしているので、再入学しやすいのです。

定時制を検討する

定時制高校も、中退者を広く受け入れている高校といえます。定時制高校は夕方から夜にかけて学校で勉強するので、昼間に働くことができます。働きながら学べば、現在の収入を維持しながら「高卒」を目指すことができるでしょう。その分、苦労は大きくなりますが、「簡単には高卒者にはなれない」と覚悟を決めましょう。

それでも高校を卒業したほうがよい理由

苦労してでも高校に再入学し、卒業したほうがよいでしょう。年下の同級生と一緒に学ぶことは「恥ずかしい」かもしれませんが、それでも、少しでも「高校を卒業したい」という気持ちが芽生えた人には、再入学をおすすめします。

それは、日本が学歴社会だからです。社会では仕事のスキルが最優先で評価されるべきですが、実際はそうはなっていません。学歴が高い人が先に有利な条件の仕事を確保していきます。そのため中卒者には、不利な仕事しか残されていません。しかも日本は教育制度が充実しているため、世の中が「高校を出て当たり前」という雰囲気になっています。それで中卒の人が社会で成功すると「え、中卒なんですか」と驚かれてしまうことがあります。高校に再入学して、高校を卒業することで、いわゆる「普通」になることができます。

大学を目指すなら高認試験もある

しかし、高校を卒業しなくても、大卒者になることはできます。中卒の人が、文部科学省が行っている高認試験(高等学校卒業程度認定試験)に合格すれば、大学入試を受ける資格が得られます。大学入試に合格して、大学に入って卒業すれば「中卒、大卒」になることができます。

ただ、高認試験に合格しても「高卒」にはなりません。履歴書の学歴欄には「高等学校卒業程度認定試験 合格」と書くことになります。

まとめ

高校の再入学を検討することは、間違いなくよいことです。人生のよし悪しは学歴では決まりませんが、学歴によってよい状況をつくりやすくなったり、悪い状況に陥りやすくなったりするからです。高校を中退してしまっても、挽回する道がたくさん用意されています。行動力と苦労をする覚悟があれば「高卒」を手に入れることはそれほど難しくはありません。

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